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京都府下の養鶏場で起こった、鳥インフルエンザ事件、人には感染
しないというものの、そのウイルスでではないが、養鶏場の会長夫妻の 首吊り自殺、という形で人の命が奪われた、このニュースを知ったとき、 もうすでに東南アジアで猛威をふるい、山口県ででもすでに発生し、 感染をもうこれ以上広げない為に、予防、その他神経質になっている 時期に、異変、異常が起こっているにもかかわらず、キチンとした検査の 終了後に出荷しなかったのだろうかとの疑問。 オレのようにこの業界に全く関係のないものの正直な疑問であった、 数度にわたる養鶏場の社長の事情説明、記者会見、これらの場において 状況説明、事情説明の態をなしておらず単なる言い訳、弁明、これさえ むしろ逆に憤りを感じるといった印象、マスコミはかなり感情的になって いるというより、この事件が僅かの期間に広域に、しかも大量に感染して いる鶏とその卵の流通、あっという間の感染の可能性のある地域の拡大、 余りの事件の大きさに、マスコミは鶏舎内で異変が起こっているにも かかわらず、なぜ出荷したか、このあたりの真相を究明しようという 気持が、余りの正義感からか、マスコミに携わるものの性と言うべきか、 おのれ自身は絶えず絶対的に正義の側に身を置き、養鶏場の会長及び社長に、 まるで鋭い刃物を突きつけるかのような、煽動的糾弾者であるかのような 鋭い、ある種の答えを、「鳥インフルエンザを承知で出荷した」、 との答えを引き出そうとするかのような、誘導的、強要的な質問。 オレが20年程前にオヤジから会社を引き継いだ時、代表取締役に 就任したあと、2週間は会社に出勤してきたが、以後は死ぬまで二度と 会社に来ることは無かった、このことは会社を引きついた者にとって 非常に後がやり易かった、責任が全て自分に降りかかってくるものの、 会社の業務の全ての判断、決断を自分がすればよかった。 事件が起こって以後、マスコミとの対応は全て社長が矢面に、会長は 沈痛な面持ちで、会見の途中何度も手で顔を覆いながら、また目を瞑った まま殆んど無言、会見の最後に社長と一緒に立ち上がり、深々とお辞儀を して、「申し訳ありません」の謝罪の言葉だけ、何度もの会見の時 ふと気になっていたのは、業務の実権は会長か社長のどちらが握って いたのだろうか。 会長の亡くなる前日の記者会見、事件以来はじめての会長の記者会見、 この場で事件の経緯を、自分の言葉で、自分なりの説明と、責任のとり方を 話したかったのではないだろうか、充分な説明の前に記者団からの 矢継ぎ早の、しかも同じ様な内容の質問攻め、立ち往生、急遽会見の中止、 あのときの会見がきちんと出来ていれば、いつ鳥の異変に気づき、 誰が本当にその時点で「ゴー」の最終決断を下したのかが、判明した のではなかっただろうか。 「北野天満宮・白梅」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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