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カテゴリ:好きな事
70歳の元高校の教師と、37歳の教え子との偶然の居酒屋での出会
いから、お互いに趣味や生き方の共通点に好意を持ちゆっくりと恋愛に 発展していく模様を描いた、昨年WOWOWで放映され、昨日また関西 テレビで放映された映画、「センセイの鞄」、この中で年齢差が大きく 開いた恋愛の場合、好意から恋愛、そしてセックスに発展していくまで 男性の場合、この年齢の差を絶えず意識、この意識する中にはこと恋愛 における年齢から来る自分に対する自信のなさから、一つ前に踏み出す のに随分と時間がかかってしまう。 この映画の中でも、お互いに恋愛感情に発展してからセックスにいた るまで随分と回り道をしてしまう、センセイが月子さんを一泊旅行にさそう、 誘う方も誘われてO・Kの返事をする方も当然の事として、年齢の離れた 恋愛であっても二人っきりの泊りがけの旅行でその夜のセックスを意識して、 そして互いにそれを了解しての旅行。 処がその夜、二人は一つの布団で寝て互いにセックスを意識して期待も しているが、結局二人はセックスせずにその旅行から帰ってしまいその後 暫くの間、二人共に気まずい想いで逢わない期間が出来てしまう、月子さん のほうは泊りがけの旅行に誘われてO・Kの返事をした時点でセックスを 了解して、むしろそうなる事への淡い期待さえ持っていたのに何もなかった ことへの腹立たしさに似た感情で暫くの間センセイに逢いたくなくなる。 センセイのほうも泊りがけの旅行に誘うということはセックスの対する 意思表示であるが、処が旅行の時の夜に同じ布団の中で寝ながら何もしな かった、正確に言えば「しなかった」ではなく限りなく「出来なかった」 のである、センセイは年齢から来る肉体的な自信のなさから、チャンと うまくセックスできなかったらどうしようという気持が強くて出来なかっ たのである、その出来なかったという惨めな気持から月子さんに逢うのを 遠ざけていた。 61歳のオレにはこのセンセイ気持がよくわかる、自分もこの立場になり 相手の女性もオレとのセックスの了解の意思表示があったとしても、実際に 実行するまでには随分時間がかかるだろうし、果して最初の時のきちんと 出来るかどうか、いや数度掛かると思う、また出来なかった時の相手の 女性の態度によっては恐らく、二度とそういう気も起こさなくなる可能性 さえある。 暫くぶりで居酒屋であった時、センセイは「実は長い間、女性とアレの 経験がなくて、できるかどうか自信がなくて」、「そんなことはどうでも いいことです」、「そんなもんですかねー・・・。」このあたりの場面、 還暦過ぎのオレには結構、胸が知らず知らずにキュ~ンとなった場面。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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