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カテゴリ:好きな事
月に一度、定期検診に行っている京都工場保健会、ここはこういう施設の 割りに喫煙には比較的寛大であった、各フロアーの端に喫煙所があり、それ が1階の玄関中央のみになり、大型の空気清浄機を囲むようなソファーと煙 が喫煙所から広がらないように4本のポール型の空気清浄機を設置、平成1 5年5月1日から施行の、「健康増進法」、これを機に、今までの喫煙所の 横に狭い隔離部屋、中庭へ排気する換気扇2基、空気清浄機1機を設置した 喫煙所、これにより完全に分煙、玄関脇に灰皿を設置、それが遂に今年から 喫煙所が無くなり、玄関脇の灰皿も撤去、超ヘビースモーカーのオレでさえ も、ここへ来ても、年に1度の特別の検査の時以外は、毎回、検査といって も殆どが15分もあればすんでしまう、後は検査の結果が出てから診察に呼 ばれるのを、早い時で1時間待ち、時間がかかる時で2時間待ち、ただひた すらに待つだけである、それを待っている間に何度か喫煙所に行ってタバコ を吸っていたが、「喫煙場所をなくしやがって!」、という気持ちは不思議 と起こらなく、喫煙場所が随分と制限されたり減ってきた中で、ここに完全 に隔離した喫煙室とは言うものの喫煙所がある事自体に少なからず違和感を 抱いていて、むしろホッとしている。 混雑した場所での歩きタバコは最近控えている、去年の年末に四条河原町 の信号を渡っている時、反対側から来た女性とぶつかりそうになった、身を 交わしたつもりが交わし切れずに女性の手がオレの服の左袖にふれた、その まま信号を渡りきってから、左の袖を見ると、女性の手が触れた肘のあたり にタバコの灰がついている、パン、パン、とはたくとタバコの灰は直ぐに落 ちたが、何か小さな塊のようなものを指に感じた、もう一度、パン、パン、 とはたくとその塊が指にくっついた、やられた、黒のダウンジャケットの表 生地がタバコの火に焦がされて穴が開いてしまって、名から白いものが覗い ている、やはり歩きタバコは怖い、タバコを持つ位置が幼子の顔の辺り、考 えただけでもゾッとする、ならば歩きタバコをやめればいいのだが、バスか ら降りた時などは、ツイツイ、タバコの火をつけてしまっている。 喫煙者も随分と減少しているこのご時世、昔に比べればオレも随分と喫煙 に注意して、喫煙マナーも良くなっている、ほんの10数年前までは、最寄 の私鉄の阪急電車の西院駅、当時も勿論の事、駅構内は禁煙、それでも咥え タバコで駅構内に入り、階段を下りて行き、地下のプラットホームで電車を 待つ、ある時、その当時流行っていた、「一日一善」、滅多やたらと正義感 に燃えたご老人に咥えタバコを注意された、「オイ、コラ、ここは禁煙だ」、 結構大きな声で注意された、横柄な命令口調の言い方が気に入らなかったが、 悪いのはこちら、靴で火をもみ消し、その吸殻をポケットに入れた、すると 追い討ちをかけるように、「非常識にも程がある!」、の捨て台詞、これに はカッときて、危うく右手で胸倉をつかみそうになるのを押しとどめた事が ある、この後、この駅へ咥えタバコで入いるのとポケット灰皿を持つように なった、これは注意されたからではなく、注意されて、その言い方にカッと なってムカッ腹を立てた事の方が怖くなったからである、いずれにせよほん の少し喫煙家としてマナーが良くなったのもこの時の正義感に燃えたご老人 の、「一日一善」、お陰ともいえる。 もう間もなくタバコが値上げされる、値上げから値上げまでの間隔が短く なっている、喫煙家の中には弱みに付け込んだ値上げだと腹を立てている人 もいる、今後何かと理由をつけて値上げが再三にわたって行われるであろう、 日本のタバコは今度の値上げでも他の諸外国に比べてまだ割安であるという 意見がある、諸外国の値段に比べて云々ではないが、オレはこの意見に賛成 である、オレがタバコを吸い出した、約50年前、大学卒の初任給は1万円 弱であった、その時、両きりの10本入りピースの値段は40円であった、 今、大学卒の初任給は約20万円、20倍である、ところが今度の値上げで、 同じピースが150円である、4倍弱である、この大学卒の初任給との比較 で行くと今度の値上げの後もタバコの値段は割安感がある。 ■「今日の言葉」■ 「 好き嫌いの感情で物事の 善悪を決めていることが多い 」 (自然社・平成18年・新生活標語より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 19, 2006 10:54:35 PM
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