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還暦雲巣管理人独言(還暦を過ぎたウエブマスターの独り言)

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ギオン@れをん

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Sep 9, 2007
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カテゴリ:京都

 7月に蓮の写真を撮って以来、毎年の事ながら、8月となると花

といえば百日紅か桔梗ぐらいで、撮るものがなく、9月の中ごろの

萩が咲く頃が待ち遠しい、この頃ではまだマウンテンバイクで出か

けると、まだ汗をかくが、3ケ所を一度の回りたいから、マウンテ

ンバイクで出かける、家から出かけてまず最初に行くのが、御所の

東北にある梨木神社、ここは9月中旬に、「萩祭」、が行われ、句

会が催される、その時に詠まれた俳句の短冊が、あちこちの萩の木

の枝に数多くぶら下げられている、萩の花は遠くから撮ると、萩の

花自体が小さい花のために、枝一杯の咲き零れて咲いていても、写

真になると花がつぶれたように写ってしまう、この萩の花、可憐に、

可愛く、小さく、か弱そうに咲いているが、クローズアップして撮

ってみると、なかなかどうして、艶やかで、ツヤっぽい花であり、

花をクローズアップして、俳句の短冊、できればその俳句に、愛と

か恋とかを感じさせる俳句の短冊を写しこむ、この梨木神社へ来る

楽しみはもう1つある、境内に、その昔、宮中の衣装の染色に使わ

れいたといわれている、「染井の井」、と呼ばれている名水が今も

コンコンと湧き出る井戸がある、「ポリタンク持参の人はお断り」、

の張り紙が張ってあるが、幾つモノポリタンクや大きいペットボト

ル持参でこの井戸の水を汲みに来る人の列が出来ている。


 この多くの水を汲みに来ている人達の中に、喫茶店とか料理屋さ

んなどこの水を営業に使う人もいる、また家庭で飲み水、お茶、珈

琲、炊飯、料理、など口にするものは全てここの水という人もいる、

ここでの水汲みが毎日の日課、大量の容器を持った人が水を汲んで

いると、随分と時間がかかる、オレのように500ミリのペットボ

トル1本を持った者が、列の後に並ぶと、そこは心得たもので、「

どうぞ、先に汲んでください」、と声をかけてくれる、「どなたさ

んもお先に、オッス」、と先に水を汲ませてくれる、一杯になった

ペットボトルの水を半分ほど一気に、「ゴクゴク」、と飲んで、少

なくなった水を追い足して、「お先いでした」、「イエイエ、めっ

そうもない」、と挨拶を交わして、マウンテンバイクのペットボト

ルホルダーに名水を入れたペットボトルを差し込んで梨木神社を後

にする、少し北に走って今出川通り、そこを東へ走ると河原町通、

鴨川の橋を渡りきって川端通、この道の東側を北へ、角のポリボッ

クスの北隣が、「常林寺」、毎年萩の花が終わる9月末から10月

の始めに株だけを残して根元からばっさりと刈り取られる、すると

数本のススキだけが残り、何もなくなってしまった殺風景な境内の

中央に、ポツンと本堂だけ、にほんの昔話のショショ寺の狸囃子に

出てきそうな風景、そして年が開け、春が来て、夏が来、気がつく

と萩が延びてきて、背の高さくらいにまで伸びてくる、9月になっ

て萩の花の蕾が大きくなると、真ん中の石畳の本堂に通じる道に覆

いかぶさってくる、このお寺も9月の中旬には、門に幔幕張られ、

和服姿の女性の出入りが多くなる日、「萩祭」、が行われ、句会が

催される、梨木神社の萩は風流な雅な趣があり、この常林寺の萩は

高く伸びた萩が咲き零れるような、野生の趣にあふれた風情がある。


 この常林寺に来ると、すぐ傍の京福電鉄の出町柳駅の向かい側に

薬局と喫茶店の間の細い路地奥に小さな手打ちの蕎麦屋さんがある、

通勤の時に、この京福電鉄の出町柳駅から2駅目まで乗って会社へ

通っていた頃は、この店に良く訪れた、最近ではこの萩の時期か、

新蕎麦の出始めの紅葉の頃くらいである、オレと同じ歳くらいの女

主が1人で手打ちのそばを打つ、茶色の濃い蕎麦である、やや太め

の男性的なコシの強い蕎麦である、女主のこだわりで、茶色い蕎麦

の風味とワサビは喧嘩をする、と薬味にはワサビを使わずに自家製

の一味唐辛子を使う、年に何度かは、ここの手打ち蕎麦が無性に食

いたくなる、萩の時期には必ず寄る事にしている、オレがここで食

べるのは大盛りの、「おろし洗い」、か、「おろしわりご」、であ

る、「おろし洗い」、は他所でのざる蕎麦である、ただ器がざるで

はなく陶器の器である、たっぷりの大根おろし、ねぎ、鰹節、細切

りの海苔、それが隅っこに乗っている、この出汁は昆布出汁の濃い

目、太めの蕎麦にはこれぐらい濃い目の出汁でないと水臭くなる、

追い足し用の出汁をぶっ掛けて、それをまた蕎麦猪口の出汁に着け

て蕎麦だけを、3分の1ほどを食べる、蕎麦の風味が良くわかる、

そして、残りの蕎麦と大根おろし、ねぎ、鰹節、細い海苔、これを

ぐちゃぐちゃに混ぜる、蕎麦猪口の出汁を上からぶっ掛けて、食べ

る、オレはこの食べ方がお気に入り。


 「おろし割りご」、というのは、3段の赤いおわんに小分けして

入れてある、大盛りは5段重ねであり、オレは1段目と4段目に大

根おろし抜きを頼む、1段目を蕎麦のみで、2段目3段目をおろし

蕎麦で、そして4段目を蕎麦のみで、最後の5段目はおろし蕎麦で

食べる事にしている、カウンターの良く肥えたアルバイトの陽気な

オバちゃん、京都弁とは少しイントネーションが違うが、暖簾を分

けて戸を開けると元気のいい声で、「おいでや~すゥ」、そして入

ってきたのがオレだと分かると、「いや~、おひさしぶり」、する

と女主が蕎麦うち中の手を止めて、顔を出して、「お久し振りです、

ご機嫌さんで何より」、「イエイエ、そちらさんこそ、時期遅れの

七夕さんです」。


 蕎麦を食べ終わると隣の喫茶店、カイザー髭の店のオヤジが、長

年かかって作り上げたブレンドを自家焙煎、そのノウハウを誰にも

教えずに急死、この店のオヤジの一代限りの珈琲の味、似た味には

近づいてはいるが何処かが違う、毎日来ているお客さんや一見さん

にはこの味でいいのだろう、古くから来ていて、当時の味を知って

いて、ほんのたまにしか来ないお客さんぐらいが、いつまでたって

もオヤジさんの頃とは味が違う、と拘っている、一休みしてから、

出町から真如堂の北に出る、そこを東へ突き当たったお寺が、「迎

称寺」、塀の外側にギッシリと萩の花、塀の南端を東に回ると、土

塀が崩れ落ちた場所があり、「萩の花と崩れた土塀」、寂しい、侘

しい、いかにも秋を思わせる写真の撮影スポット、血のりの付いた

刀をぶら下げ、自らも刀傷を負って、血を流した物凄い形相の浪人

が塀の崩れ目からよろめきながら出てきても不思議でないような光

景、このお寺はこの崩れた塀を修理することなく、崩れたままの状

態で何年も維持し続けている、写真の愛好家に対して粋な計らい、

ただここはこの塀の崩れた場所の萩が咲いていないと様にならない

のが難点、まあ、何年も足を運んでいると、ピッタリのタイミング

に出くわす事だろう、秋の日暮れは早い、鴨川の東側の遊歩道に下

りて、岸辺にも萩が多く、それを横目で見ながら、五条大橋までは

下り、秋の気持ちの良い川風を頬に受けて、あっという間に五条大

橋、そこから五条通に出て家に戻る、今年は今週か、それとも来週

あたりになるか、オレの萩巡り。
 


■「今日の言葉」■


 「 我儘が通るということは決して

         幸せなことではないと知ろう 」

              (自然社・平成19年・新生活標語より)








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Last updated  Sep 9, 2007 06:39:12 PM
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