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Oct 2, 2009
カテゴリ：マンション管理人独言
年に数回、管理会社が管理人を集めて、管理人研修というのが開催 される、毎回幾つかのマンション管理に必要な事をテーマにして講師 の公園が行われる、集まる管理人の管理するマンションの形態、規模、 管理形態・管理作業、等々が異なるために、全く日常の仕事に無関係 なテーマの時もある、今回のテーマは自分が管理人をするマンション でのトラブルと、対処、がテーマであった、あらかじめファックスで 事例があれば送信する事になっていて、当日は３つのグループに分け て、そのグループでそれを話し合い、グループごとにそれを纏め上げ て、グループごとにそれを発表をして、その対処法が適正であったか どうか、管理会社の京都所長が総括するという事が行われた、こうい う場合そのグループを仕切る役割をするとグループ長、副グループ長 の役割が回ってくる、こういう場合には、「沈黙は金也」、ではない が余計な役割を引き受けたくないという気持ちが先に働いて、全員が 無口になる、とりあえず誰かが自己紹介でもしましょうという事で、 自分の勤務するマンション名と、管理人経験年数と名前だけ、これで は一巡しても大した意味もなく、テーブルの真ん中に大きな紙とサイ ンペンが置かれて、一向に話が進まない。 これは以前にも一度行われたのだがその時に、でてきたトラブル、 ペットの飼育問題、ゴミの問題、住人さんのマナー違反、上階層の騒 音問題、ピアノの騒音問題、住人さんの専用部分の鳩などの鳥の糞の 始末、蜘蛛の巣の撤去、このあたりが問題になっていたのだが今回も ３つのグループが出したトラブル事例はおおむね同じような事柄であ った、オレの勤務するマンションはペットの飼育がオーケーのマンシ ョン、ゴミの回収は私の業者で、日曜日以外は毎日回収、分別はしな くても大型ゴミ以外は回収、あまり関係のない問題も含まれている、 大方の管理人の人たちは、住人さんの専用部分で起きている問題に対 して、どこまで踏み込んでも良いのか、このあたりが大きな悩みの種 となっている様子、参加している管理人の年齢は約７５歳くらいから、 約５５歳くらいまで、経歴は大きな会社のサラリーマン、元自営業、 元公務員、職種となると実にバラェテイに富んでいる、女性の人数は ６割以上、中には長年専業主婦で、結婚以来の久し振りの就職、こう いう人も中にはいる、この事柄に関しては管理会社の姿勢としてはな るべく専用部分にはスペース的には立ち入らず、専用部分内の万台に はノータッチ、という姿勢であるが、要するに問題さえ起こさなけれ ばという条件がつく、住人さんから専用部分の問題を窓口に持ち込ま れる、管理人が木で鼻をくくったような物言いで、「それは専用部分 での出来事、管理人はノータッチです」、という返事、これは管理会 社の基本姿勢から行くと正しい事には違いがない、ただ相手の住人さ んに対しての物の言い方である、この事で、「あの管理人を辞めさせ ろ」、などと、窓口に持ち込まれた問題とは別の事で大きなトラブル になる事が多く、営業経験のある人間にとってはこのあたりの微妙な ところは充分に理解ができるが、管理会社が専用部分内の問題には立 ち入るな、という姿勢を、やみくもに信じ込んで、管理人にとっては 住人さんはお客さんであるという事を忘れてしまったものの言い方、 態度で不愉快にさせてしまう、このあたりになると、長年仕事を離れ ていた人間にとっては比較的にハードルが高いことになる。 この研修が始まる前の自分が仕事をするマンションでのトラブルの 事例のファックスを送信しなかった、トラブルが全くないわけではな い、ところが自分が仕事をしているマンションは結構特異である、だ からその対処方法も特異である、そのあたりの事情を充分に理解をし て対処方法を総括、これが期待できなかったから書く気になれず、フ ァックスでの送信はしなかった、普通のマンションは非常階段や廊下 は外部にあるが、オレが仕事をしているマンションは、ホテルの構造 と同じで、各階の廊下、エントランス、非常階段は建物の中、ここは 午前５時半から午後の９時４５分まで自動的にエアコンを入れている、 季節の変わり目などには、自分の身体で感じた温度によって、手動で スイッチを入れたり、きったりしているが、あまりに一日の中で温度 差がある時期には、この調節がうまく行かない、要は自分のところの 専有部分での温度、各自の好みで部屋の温度を高い目、或いは低い目 が快適と感じる個人差がある、暑がりの人は、部屋の温度を低い目に、 すると廊下に出ると暑く感じる、同じ日に全く逆に寒すぎると感じる 人もいる、年間を通じてこの廊下が暑すぎる、寒すぎるのクレームが 殆んど、以前はクレームに対して事情説明をしていたが、暑すぎると いうクレームの人、寒すぎるというクレームの人、大体同じ顔ぶれ、 このクレームにしても結構無責任で、廊下が暑すぎるというクレーム を入れながら、手には大きなスーツケース、１ケ月ほど留守にします からよろしく、このクレームに対応してエアコンの温度を下げても、 １ケ月も留守か、エレベーター待っている３０秒ほどの間、廊下が暑 く感じただけかァ、結構いい加減なクレーム、だから最近ではこの手 のクレームの時には、「ハイ、直ぐにエアコンの温度を下げます」、 と返事だけをして、実際にはエアコンの温度を調節をしないのである、 約６０ケ所ほどのマンションの管理人研修、そのなかで唯一の構造、 これはマンションの構造が特異で、したがって対処方法も特異、その ためにこういう研修の時にトラブル事例として、取り上げるにしては 不向きともいえる、しかしオレは元来セミナー、講演会、研修などの 大好き人間、結構この研修会を楽しみにしている珍しい人種。 ■「今日の言葉」■ 「 目的をはっきりさせれば 今為すべきことが見えてくる 」 (自然社・平成２１年・新生活標語より） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
Oct 2, 2009 05:51:32 PM
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