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る、電話をかけてきた相手、携帯電話に登録していない相手、電話 番号は固定電話の番号、暫く躊躇する、化って借金取りに追われた ことのある者の悲しい習性、出会い系サイトからの未支払い分の請 求電話がかかってきたこともある、ためらいながら電話に出てみる と電話の相手は女性、始めのほうの言葉が聞き取りにくくて、途中 から、「・・・・・のサキです、いつもお世話になっています」、 「お世話をした覚えはないぞ~、サキなんて知らない」、頭の中を 高速でいろんな事が駆け巡る、「地蔵盆の仏花の事で、確認の電話 をさせてもらいました」、ここで漸く電話の相手がわかった、6、 7年ほど前に出来た女主の、どうも女性の年齢は良くわからないの だが、40代半ば過ぎの、竹久夢二の美人画のモデルを思わす風貌 の花屋さんで、オレはこの店の女主のフアンで、時折マウンテンバ イクで走っている時、店を覗いて仕事の邪魔にならない時に、話し 込むこともある、顔見知りだが電話は初めてで、顔を見て話してい る時と、電話で話す時と、随分と話し方も声も違うので、戸惑って いた、かなり以前にの地蔵盆の日のお地蔵さんに飾る一対の仏花を 頼んでいて、それの最終確認の電話であった。
温度は10度くらいで、一定の湿度が保たれていて、店に入ると優 しい空気、そして様々な花の香り、そして女主のゆったりとした話 し振りと、涼しげな笑顔、ついつい長話になってしまう、話といっ ても、法金剛院や天竜寺へ蓮を見にったとか、濾山寺へ桔梗を見に 行ったとか、萩の時期には梨の木神社、常林寺、迎称寺とハシゴを するとか、「この仕事を始めてから、休みは週に一度、休みの日に は家事に追われて、どこへもいけません」、こういう時の少し困っ たような笑顔、その笑顔を見ていてふと思う事がある、京の暖簾の 写真、街角のお地蔵さんの写真、仁丹の琺瑯製の住所表示板、どれ もまだ撮りダメの途中、目標は1、000、2枚づつ撮るから2、 000枚、それと西院百景、考えてみるとどれもオレにしては少々 色気に乏しい写真ばかり、70歳になれば街角の美人シリーズでも 撮ろうか、そんなことを考える、この花屋さんの女主はきっと2番 目に撮るだろう、1番目に撮りたい人はもう決まっている、これで 1番目と2番目はきまった、さて3番目となるともう思いつかない、 目標は100人としてもこれは大変な道のり。
うである、70歳までには後2年ある、撮り始めるまでには約50 人ほどリストアップが必要、京の街角のお地蔵さんに比べれば随分 と少ない気がする、その昔ならタバコ屋の看板娘、これは余りにも 古すぎるか、克って百貨店のエレベーターガール、エスカレーター ガールといわれていた顧客係には団体で美人がいたが、現在では殆 ど見かけなくなった、時折見かける案内係くらいである、しかし百 貨店には女性従業員が多くいる、手始めに百貨店で探し始めるか、 忘れていた、近くの氏神さんの巫女さんは美人ぞろい、面接の時に 意識的に採用ですかと聞くと、「これも全て神様のお導き」、いう 返事が返ってきた、そして追い討ちをかけるように、「撮影は禁止 ですよ」、釘どころではなく、杭を打ち込まれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 19, 2010 02:06:56 PM
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