2007/05/16(水)20:53
「アヒルと鴨のコインロッカー」観てきました。
コインロッカーNo.3740
今度仙台駅に行くときには、このロッカーを先ず探しに行ってしまうと思う。
*「アヒルと鴨のコインロッカー」公式HPは→こちら
柊が初めて読んだ伊坂さんの作品がこの「アヒルと鴨のコインロッカー」でした。
(読んだ当初はまさか地元仙台が舞台になっているとは知らずに読み…)
それからは伊坂さんの本は刊行されるたび読んできました。
でも、どんなに面白くてもこの「アヒルと鴨…」だけは映像化出来ないだろうな、と
思っていました。
思っていたのに…!
出来ちゃうものなんですね~!びっくりです。
配役と構成、演出が良かったからでしょうか。
原作を読んだ直後だったら、腑に落ちない部分を大いに感じたかもしれないけれど
柊は読んでから×年ほど経過しており、いい具合に抜けていたので
単純に「おおおー。」と思っちゃいました(笑)
「陽気なギャング~」に比べると地味な印象はあると思いますが
それが自然というか、むしろ原作のやりきれない部分や切ない部分が
シンプルに伝わってきて好感持てました。
キーパーソンとなる松田龍平さん、役柄にぴたりと嵌って格好良かったです~。
あああああ、しかーし。
何と言ってもこの映画、オール仙台ロケなのよ。(正確には仙台市だけじゃないけど)
宮城県民これを観ないでどうするよ!って感じです。
知ってる場所知ってる場所がこれでもか、これでもかと映る度に顔がにやけてしまう。
彼らに襲撃される本屋さん、「なにわBOOKS塩釜店」…柊もよく立ち読みしてます(笑)
椎名さんたちの通ってる大学…あのバス停、柊も学生時代に並びました。
奥松島の海岸~、きゃー!仙台駅~、きゃー!八木山動物園、きゃー!・・・なんてもう興奮状態。
一体いつ頃ロケしてたんでしょう…知ってたら是非見学しに行きたかった…。
(我ながらミーハーです…)
自分の知っている場所がスクリーンに映っていたらそれだけで単純に喜んでしまう。
自分の住んでいる場所にも「物語」があるんだって…すぐ傍にあるかもしれないんだって
そんな風に嬉しくなっちゃうからかなあ…。
やっぱし、伊坂さんの作品=仙台、という気がする。
今度は是非『ラッシュライフ』あたり、仙台ロケでお願いしたいです(笑)
あ、一つだけ難点(?)が。
書店員のお姉さん、仙台弁…とエンドロールには書かれていたけれど
こういう訛り方で話している人は多分いないと思う…。
思うんだけど…柊も井の中の蛙で実は同じように訛っているのかもしれない…。
こればかりは自分でもわからないことかもー。
ボブ・ディランの主題歌が映画を観た後もずっと耳に残っています。