♪今月の演劇鑑賞「子供騙し」♪
子供の頃から、演劇好きで小学校高学年で演劇同好会を作った事がありました。(若気の至りです)大人になってからは、身の程をわきまえてもっぱら観る側に回った事は我ながら賢い選択だったと思います。(にゃはは)ずっと若い頃は劇団四季にはまり、一人で随分日生劇場に通いました。諸般の事情でかなりのブランクの後、最近はテレビ(タケシのだれでもピカソ)で見た松井 誠様(特別好きな人には様づけです)に魅せられ舞台を2回観ました。(美しい女形だけでなく、男性としても魅力的な松井 誠様の魅力については後日にゆずることにします。)幸いにも、交通の便のいいところに住んでいるのであちこちの劇場に出かけられるのですが、やはり近ければ近いほど気軽に出かけられます。家の近くの文化センターホールで今月から12月まで毎月同じ席で舞台を鑑賞できるチケットが売り出され、10月の舞台が緒形 拳様だったので、先月ゲットしました。「子供騙し」は本多劇場を皮切りに全国あちこちで1回づつ公演してきたようですので、ご覧になった方いらっしゃるかもしれませんね。舞台は三陸の片田舎の理髪店、そこで働く初老の店主(緒形 拳様)と若い女性(冨樫 真さん)。初老の店主は一人身で淋しく頑張ってきた所に、訳ありの身の上らしいが気立ての良い若い女性があらわれ、一緒に仕事が出来るようになって、ささやかな幸せを感じるこのごろだった。そこへ突然探偵(篠井 英介さん)があらわれる。女性はやくざまがいの夫から逃れる為失踪していたのだが、その夫が彼女を探す為に雇った探偵だった。客席側に鏡さえ付ければ、今すぐ理髪店として営業できそうな舞台装置で登場人物3人だけの舞台でしたが、白髪の緒形 拳様が人間味のある自然体でちょっと可愛らしい部分を覗かせ、楽しい1時間半でした。特に、探偵役の篠井さんが得意のオカマ役で夜の8時を過ぎると急にオカマ言葉になるところは最高でした。また一人、様付けの俳優さんが増えました。