カテゴリ:音楽
いよいよ東京、サントリーホール編です。コンサート終了後にサイン会があり、長蛇の列に並んでサインをもらうことができました。
11月11日。サントリーホール前のウイーンフィルの掲示。 左は開場前の風景。例によってコンサートのチラシを配っています。 右の写真。オルゴールオルガンが響いて、開場となります。 この日のプログラムは、ブルックナーの交響曲第8番。大好きな曲です。以前、ティーレマン率いるミュンヘンフィルでも聴いています。 席は一階の後方。ステージ左側にコントラバスが8本並びました。また、その前は第1バイオリンですが、列が分厚いため6人ほどが横並びとなり、実に壮観でした。昨日と同じく対向配置。 では、印象を思いつくままに述べます。 ・ステージ奥はブラス群。左にホルン10人。そのうち後方の5人はワーグナーテューバ持ち替え。そして中央にテューバ。そしてトランペット4本とトロンボーン4本。ブラスが総勢19名。 ・演奏が始まる前に「曲が終わって指揮が完全に終わるまで拍手をしないように」というアナウンスが流れました。 ・とにかく弦合奏がすばらしい。強靱な響き、か細く美しい響き、色彩的で柔らかい響き、つや、甘さ、厳しさ、分厚さ等々、実に表情豊か。 ・特に強奏の場面では、弦楽器奏者全員のアクションがものすごく、ステージが揺れているのではないかと思われるほど。そして、低弦は地響きを伴って伝わってきました。 ・それにブラス群の重低音が加わるのでもうたまりません。とにかく、オーケストラが良く鳴りました。 ・粘っこく、しつこく、ゆっくり奏でる弱奏。そして凝縮度の高い爆発的な強奏。 ・ウイーンフィルの響きに酔いながらあっという間の一時間半。フィナーレのダッシュ力も凄かったです。そして、指揮者が手を下ろすまでの長い沈黙。そのほか、演奏中も咳一つ聞こえませんでした。ウイーンフィルの音を聞き逃すまいとする聴衆の意気込みも感じました。 ・ドレスデン・シュターツカペレとの演奏と比べると、テンポの揺り動かしなどは少なく、実に堂々としたブルックナーだったと思います。 ・そしてなんと、アンコールに「天体の音楽」。ここでもニューイヤーコンサートの気分に浸れて良かったです。 ・2日間のコンサートを総括すると、大阪のR・シュトラウスのプロではティーレマンのすごさを感じ、東京のブルックナーではティーレマンの要求に応えるウイーンフィルのすごさを感じたといえます。 ・とにかく、最高の音色・響きと技術でした。次に来日するときも絶対に聴きに行きます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.21 08:31:37
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