～人の一歩一歩には量りきれない重さがある～

先日オレはトモダチの家から帰っている途中１匹の犬が歩いているのを見つけました


その犬はなぜか犬の散歩をするとき散歩させている人がもっているあのロープを垂らしたまま歩いてました


オレは犬のことが気になってしばらく犬の様子を見てました


だけどその犬はその場所をウロウロするだけでしかもその犬を探している人は誰もいませんでした


こういう犬を見るとほっとけないオレなので自転車をおしながら犬を交番まで連れて行きました


その道のりは1km弱　結構長かったです


それで交番に連れて行ったのですが


交番の人はオレにこういいました　「犬は飼い主が現れなかったら３日で殺されるんですよ」と


そのときは本当に自分のやったことに少しながら悔いを感じました


もし自分があの場所からここに連れてこなかったら犬はいまごろ自宅まで歩いて帰っていたのではないか・・・・


しばらく言葉がでずにその場でたたずんでました


そのとき英語の教科書で読んだある人の話を思い出しました


その話とはＭＳＦ（国境なき医師団）に加わっていた貫戸医師が発展途上国に行ったときの話です


ＭＳＦのきまりで治る見込みのない患者の酸素ボンベははずさなければなりませんでした


貫戸医師は治る見込みのない患者の酸素ボンベをはずしたとき
本当に自分のやったことは正しかったのかと悩み今でもそれが分からないでいるのです


オレも交番に犬を届けに行った後、自分がやったことが正しかったかずっと悩んでいました


もし殺されたら・・・・


そう思いながらもとうとう３日がたちました


犬のことは忘れようといつも通りに１日を過ごして夜の8時ごろ友達の家から帰ってきました


そして台所をみてみるとなんか大きい包装紙がしてある箱がおいてありました


みると両親がその箱をみて自分のことを呼んでいました


なんとそれは犬の飼い主が犬を交番に届けてくれたお礼にもってきてくれたお菓子でした


無事に飼い主のもとに犬は帰ることができたんです


ほんとにホッとしました(~д~*)


その犬は１５年ほど飼われており家族のみんなは犬がいなくなって本当に寂しかったといっていたそうです


最終的には飼い主が見つかってよかったのですが


もし飼い主が交番に届け出ていなく犬が殺されていたら・・
もし犬が自力で自宅まで帰る能力をもっていて自分が交番につれていかなければ何事もなく家に帰っていたのではないか・・


未だに自分のやったことが良かったのか良くなかったのか迷ってます　


みなさんのご意見をどうぞ