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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2006.05.30
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カテゴリ:ヒラカワの日常
春眠暁を覚えず。
毎日、日中は眠く、夜中になるとしゃきっとする。
いかん。
完全な夜行動物体質になっている。

で、今日も朝から会議。
昼飯食って会議。
一服して、また会議。
明日は朝から株主総会。
昼行灯状態のままだと落とし穴にはまる。

どうしてこんなふうな夜行性になっちまったのかというと、
iPODのせいである。
毎日、夜遅くまで、マイフェバリット落語を作っていたら、
それがくせになった。
石川くんといい、伊藤さんといい、
落語CDをくれちゃうもんだから、
それをiPODに収録している。
ついでに、
マイフェバリットソングズも
つくりたくなってしまった。
朝、イヤホンから流れるボサノバを聴きながら
マルを散歩させると、いやぁ、これは気持ちがいい。
I'm into something good(ハーマンズ・ハーミッツね)
な気分になる。

小野リサとマルの取り合わせは、
まるでうなぎと梅干なのだが、
それでも、朝の光の中を音楽を聴きながら散歩するというのは
思いのほか幸せな気分になるものである。
ランダム選曲にしておくと、
途中で、志ん生や、小林秀雄なんかも入ってくる。
闇なべみたいなものだ。
島倉千代子の「愛のさざなみ」も当然くる。
コニー・フランシスの泣き節も聴かせる。
「ヘイ・ポーラ」もだ。

要するに、楽音に対する、定見というか、
趣味というものが、俺にはないのである。
なんでもいい。
それでも、ある種のものは受け入れて
ある種の音楽はどうしても聴く気にならない。
その線引きをどこでしているのかといわれても
困る。よくわからない。
ダンスミュージックは、ほぼだめである。
ユーロビートてんですか。これもだめ。
新しいのは概してだめである。

まあ、普通の懐かしいやつなら何でもいいのだが、
一曲だけ俺には大変異質な音が入っている。
EGO-WRAPPIN'の「色彩のブルース」
一度テレビでこのバンドのライブをやっているのを見て
目が点になった。
なんつーの。普通じゃない音が聞こえるのである。
普通じゃないんであるが、どこかで聞き覚えがある音。
いや、この音がひとつの風景を喚起するのである。
原色の街であり、同時にすがれて、くたびれた裏通りの風情である。
「八月の濡れた砂」にも同じ匂いがあるのだが、
なげやりで、退廃的で、どこかエロスの香りが漂う音なのである。
やっぱり、声はエロスか。
フィリッパもエロスだしな。
八代亜紀も、いや違うか。

なんてことを考えながら
今日の終いは、いつもの青山の蕎麦屋で
一週間に一度の贅沢、厚切りのいたわさで一杯。
となりに、
のんべえの和尚と、釣魚酔人あり。
今日は、ロバートさんには会わなかった。
ありふれた一日の締めは、極上のせいろ。
爆裂円丈を聴きながら帰ろ。












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最終更新日  2006.05.31 00:44:21
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