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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2008.01.28
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カテゴリ:ヒラカワの日常
元来の面倒くさがりやで、
三度の飯と排泄以外には、
布団から這い出したくないというような因果な性分である。
そこにきて、
この寒さである。
このウイークエンドは、
ほとんど布団の中で過ごさせてもらった。
亀のように布団から首だけ出して、
テレビのマラソンを見て、その勢いで大相撲中継を見る。
寝ていてもスポーツをしているのである。
お陰で本日は首が回らない。

それでも、土曜日は
一緒にラジオをやっている
五十川藍子ちゃんからのお誘いもあって
(彼女は当日の司会)
駒場エミナースのホールで行われたゴスペルを聞きにいったのである。
会場には、
ミシマ社の三島くん、NTT出版の牧野くんの顔も。
牧野くんは、奥さんと歩き出したばかりの子供が一緒という
ファミリーの空気を会場に持ち込んでくれていた。
ガキんこのえもいわれぬかわいさ。
で、ゴスペルってぇものは、
しかし、すごいものであるね。
スペインから日本へ移民できたというディレクター&シンガーの
黒澤まりささんのリズム感、
迸るエネルギー、
アジテーションの熱度に目をみはる。
ワークショップでは、
皆さん声を張り上げて、Shake The Foundationをうたう。
俺もね。(勿論違和感あり)
業を経たおやじには、熱狂に乗ることへのためらいがある。
そのためらいがどこからくるのかを縷々説明する気にはならないけどさ。

目の前に本の山ができている。
いろいろな方面から送られてくるのである。
まずは、藤原書店の季刊学芸総合誌である『環』。
特集の「文明の接近―イスラームをどう見るか」に寄稿したので
送ってくれたのである。
俺の小論は「イスラムとは何でないかを証明する旅」という
エマニュエル・トッドの新刊の解読。
担当編集者の西さんからの過分なお言葉が添えられている。
近日発売の予定なので、是非書店でお買い求めください。
次は、奥村宏さんの『会社はどこへ行く』@NTT出版。
株式会社研究の第一人者である、奥村さんの
最近はやりの会社論の集大成といったところかもしれない。
謹んで拝読させていただきたい。
バジリコの安藤さんは『てつがくこじんじゅぎょう』@鷲田清一&永江朗。
ウチダくんとミーツでTFK2を連載していたときに、お隣の頁で連載されていた
哲学問答である。
鷲田先生の書いたものが、おもしろくないわけはない。
ウチダくんからは、『ひとりでは生きられないのも芸のうち』@文芸春秋
が到着。
なんだか、毎月届く全集のようである。この密度で、このペースで
書きまくることができるということの意味は、思いのほか大きいと
俺は思っているのである。
さらには、注文してあった中野翠本三冊。金子光晴二冊。
『よろしく青空』『甘茶日記』『この世には二種類の人間がいる』。
『絶望の精神史』『流浪』

『甘茶』の腰巻が泣かせる。
― 「勝ち組・負け組み」だの「上流・下流」だの
 どうでもいいじゃないか、そんなこと。
 うるせェんだよ~!

で、いったいいつ読めばいいのだ。
本があるときゃ暇がない。暇があるときゃ本がない。
このところ本業の方が、にわかに忙しくなってきていて
(これをきちんとやらないと、釜のふたがあかないのである)
本なんか読んでいる閑はねぇのだよ。
まあいいか。
だいいち、本は寒くないし、電源もアンテナもいらないし、
面倒くさくないし。





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最終更新日  2008.01.28 14:46:56
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