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生活道具私論

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2008.06.16
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カテゴリ:その他
動機

 私は、主に住宅の設計を仕事にしてます。

 住宅の設計では、敷地の状況や住人の要望・予算等の諸条件を整理し、それらを満足させる形態・空間を提案するのが通例です。
 しかし、それは必要最低限の作業で、いい設計とは、さらに諸条件を理解していなくても、それ自体で魅力のある形態・空間が創り出せたかということが重要で、これは住宅だけでなく、すべての設計行為に共通します。

 また、昔は住宅設計でも、既製品が普及していなかったので、ほとんどの部品を特注していましたが、今の住宅設計では、多様な既製品の中から、使用したい部品を選択し、それらを組み立てることが主流になっています。
 その際にも、こちらの設計意図に適合した部品を選定することが大切になります。

 このように、現在の設計行為には、創作と選択の両面がありますが、どちらも条件を満足させ、意図に適合した魅力あるものなのかということが、評価の主題になっていることは共通しています。
 そして、この一連の過程を、商品を購入する際にも適用してみようと、このブログを開設しました。


方法

 ここでは、私の購入した雑貨・家具・家電等の生活用品を主な対象としています。
 私のほしい商品の条件を列挙し、それらを満足させた商品を選定した過程を紹介します。

 選択の評価基軸は、古来からある手法にならって、用(機能性)・強(耐久性)・美(美観性)としました。
 それは、便利で丈夫で愛着があれば、長年使用でき、短命で廃棄しないでいいからです。

 都市にはストックとフロー、建築にはスケルトンとインフィルという、不変性のものと可変性のものを区別し、各部位の寿命にしたがって品質と価格を検討して設計するという考え方があります。
 しかし、現状では、社会の情勢や人々の欲求が時代によって激変し、そのような区別が曖昧なまま、都市や建築を設計してきた経緯があり、相変わらずスクラップ&ビルドを繰り返しています。
 また、住宅は、住人の家族構成や生活様式が変化するので、現時点だけでなく、将来にも柔軟に対応できるように設計すれば、長寿命化するにもかかわらず、目先の生活しか想定していない設計が散見されます。

 それらと比較すると、むしろ生活用品には、そのような変化があまりないので、適切な諸条件をもとに、魅力ある商品を誕生させれば、はるかに普遍性のあるデザインになる可能性があります。
 そして、その商品が購入できれば、末永く愛用できるのではないでしょうか。





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Last updated  2008.06.20 15:24:49
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