古田監督退団へ?
今日の新聞記事より ヤクルト・古田敦也監督(42)が今季限りで退団する可能性が高まったことが12日、分かった。すでに“捕手・古田”として引退を決意。来季は専任監督として臨む方向だったが、2年目の今季、Bクラスに低迷する責任を取る形で、今週中にも鈴木正球団社長(65)と会談し、2年の監督契約が切れる今季限りで退任する意向を伝えることになりそうだ。後任にはヤクルトOBの西武・荒木大輔投手コーチ(43)が有力となっている。 古田監督の退団の可能性が高まった理由は、チームの不振にある。兼任監督に就任して2年目の今季も開幕から出遅れて下位に低迷。クライマックスシリーズの圏内からは大きく脱落している。 戦力的には、デビルレイズへ移籍した岩村の穴を埋められず、若手が伸び悩み、自身の後継者も育っていない。こうした状況の中、右肩痛を抱えている古田監督は、6月10日に自身の出場選手登録を抹消。同時に捕手として今季限りでの現役引退を心に決めた。7月24日に再登録したが、周囲に「肩が治らない」と漏らしており、故障以上に兼任監督として限界を感じていたという。 ただ、この時点ではチーム再建を見据えて、伸び悩む田中浩を使い続けるなど、来季は専任監督として臨む意欲ものぞかせていた。しかし、チームは低迷。ファンの期待を裏切り、古田監督の発案による「F―プロジェクト」で狙った人気回復も、観客動員の不振に表れるように苦戦。関係者によると、その責任を強く感じているという。 古田監督は、4日に東京・新橋のヤクルト本社で鈴木社長、多菊球団相談役と会談。その席で現役引退の勧告を受け、同時に専任監督として続投要請されたが、態度を保留している。この日、本紙の取材に対して古田監督は「まだ何も決まっていない」と話したが、退団の可能性が高まった背景として、フロントのバックアップ態勢に対する不信感があると指摘する声もある。今オフは、ポスト岩村にオリックスを自由契約となった中村紀の獲得を要望したが、球団側は却下。さらに球団側から懇願されて兼任監督を引き受けたのに、引退勧告に際して事前に何の話し合いもなかった。 鈴木社長とは、チームが帰京する今週中にも会談する予定。球団側は古田監督の意向を尊重する方針だが、現状では続投要請を断る公算が極めて高い。もし退団となった場合には、後任監督としては西武・荒木投手コーチが有力。ヤクルトでの現役時代は、3度の右ひじ手術を乗り越えて奇跡の復活を果たし、西武の投手コーチとしても涌井を育てるなど指導力に定評がある。加えて東京出身で東京育ち。チーム名に「東京」が付くヤクルト内には荒木氏の復帰を望む声も多く、古田監督の意向次第で、球団側はすぐに後任人事へ着手することになる。 古い話になるけど阪神が日本一になった頃、ヤクルトは低迷中で、その後、野村監督(当時)が就任して、野村監督のID野球の申し子と言われた古田が正捕手に座ってから、ヤクルトの黄金期を築いたわけだから、ヤクルトでは一番の功労者じゃないかな? 監督だからチーム不振の責任を取るのは当然だけど、フロントのバックアップ体制が出来ていたわけじゃないそうだから、古田1人に責任取らせるのもどうかと思うが・・・・ それに次期監督に名前が挙がっている荒木大輔も今は西武の投手コーチなんだから、西武球団はこの報道をどう思っているかだな。 ヤクルト球団は監督を替えればいいと思ってるんだろうね。もしそうだとしたら、何年か前の阪神みたいになるよ。