カテゴリ:08ワラビーズ
昨秋のW杯以来の対戦となる、ウェールズ戦。 秋の対戦は(豪州的には春か?)今年で4年連続、夏の対戦も含めると4年間で7度目の対戦となります。 過去6度の対戦は、ワラビーズの4勝1敗1分。 1敗は、チームが崩壊したテストマッチ6連敗の2005年のみ。 そうは言っても今回のウェールズは、この4年間の対戦で1番強そうに感じます。 (きっと、チームが出来上がっている6N終了後が、6N勢は一番強いとは思うのですが・・・。 対戦できないのが、ムチャクチャ残念です。でも、イタリア以外には完敗しそう。) (*´ω`*)y─┛ 昨年のW杯では、いい所が無くプール戦敗退に終わったウェールズですが、NZ人のガットランド監督を迎えてからは、チームが生まれ変わりました。 10年以上前にもNZ人だったか豪州人の監督が指揮を執った時がありましたが、ABsやワラビーズのスキルを注入したもののウェールズらしさが消えてしまい、かえって低迷を招いた記憶があり・・・ それが今や、この春にガットランド監督が就任して以来、ウェールズ独特の「セクシー・ラグビー」(←こう呼ぶんですね。先ほど初めて知りました。)や、大柄なのに軽快な「ほのぼの系・FW」(←勝手に付けました)が復活。 指揮を執って僅かながらも『6N:グランド・スラム達成』は、非常に嬉しいものがあります。(←なぜ?) !(;`・ω・´)。。。 この試合、一番の注目は・・・(んっ、唯一の注目か?) 『ストップ・ザ・シェーン!!』の、一点でしょうかね?? 対面のイオアネが、徹底して「へばり付く」のか? はたまた、ABsのように特定の選手がというよりも、「組織的」に封じ込むのか?? イングランド戦のように、「ギタウを遊撃隊に」配置するのか??? ここは、ディーンズ監督の腕の見せどころです。 たしか、2005年の対戦では・・・ 快足シェーン・ウィリアムスを、ドリューやトゥキリは止める事ができなかっただけでなく、触ることすらも出来ませんでした。 後半に登場した、頼みの綱たるウェンデル・セイラーのハード・タックルで一撃にし、ワラビーズは最低限度の面目を保った記憶があります。 今や、世界No1プレイヤーへと成長したシェーンを、今回はどうやって止めるのかに注目ですね。 ( ・`ω・´) < 監督、トゥキリを出してくんな!! 体調万全のトゥキリなら、面白い勝負だったと思うのですが、残念です。。。 とはいえ、勝敗を分けるのは・・・ 「フィットネス」と「一対一のコンタクト」 「またーり系のワラビーズ」vs「ほのぼの系のウェールズ」で、相撲の団体戦をするように、相手を倒しきった方が勝ち。 先に倒れた方が負け、というイメージを持ってます。 (o・ω・o)? いずれにしても、華々しい技術面とは、全く違うところで決着が着きそうな気が、なんとな~くしております。 ()⊂(´∀`⊂⌒`つ≡≡マターリ ところで、ウェールズ的には大健闘だったABs戦。 前半は、何度となくABs陣内に攻め込んではいましたが、さすがにABsのゴール前ディフェンスを崩すことは出来ず、得点はPGのみ。 最近のABsの守備を見る度に、人類の限界点というのか、鍛えぬいた末に到達するアスリートの臨界点を感じます。 チームとしての怖さは、試合開始早々のファースト・コンタクトでそのままボールをむしり取られ、以後ラグビーをさせてもらえず・・・ 80分間、恐怖感が漂っていた、ウマガが居た頃の方があったかもしれませんが・・・ 今はその分、激しさの中にも上手さが光り、成熟したものを感じます。 ....〆(・ω・` )フムフム… ミッド・フィールド辺りでは、まだまだゆるーく、大人の守備で流す。 それが、自陣のゴール・ラインが近づくにつれて、徐々に本気を出し。 いよいよ5mラインを切る辺りからは、まばたきする間も無いくらいの反応とスピードのタックルで、ボールを奪い取るまで刺さりまくり。 倒れても直ぐに飛び起き、驚異的なスピードでラインをリセットしまくる。 陸上競技でいうと100mを7秒台で走るようなもので、ラグビーにおいては究極の守備かなと。 多分、個人においても組織においても「これ以上は鍛ようがない!!」というところまで、行ってますね。 お世辞抜きで、もうこのチームを超えた守備をするチームは、私が生きている間には現れないような気がしる・・・ *・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* あっぱれ!! もしも、トライを取るならば、味方ですら何をしでかすのか「予測不可能」のジョージ・スミスみたいな選手が、ゴール前で「ラッキー・バウンド」を拾うなり、「誤審」が絡まないかぎり無理でせう。 あっ、それと・・・ 自陣22m辺りの守備も、ちょいと変えたかな?? 守備ラインが、激しく前に出るようになっただけでなく、すれ違いでライン裏に蹴られたり、抜かれても良いように、(アメフトの「2Deep」みたいな感じで)ライン裏に2人を配置する隊形になったような・・・ 攻撃側からすると、前に詰められたうえに蹴るにも蹴れず、何も出来ずに捕まるのを待つだけで、あれを攻略するのは厄介です。 各人のフィットネスやタックル力、ラグビー・センスも問われるので、形だけ真似ても他のチームでは機能しないでしょうから、このチームはラグビー史に残る気がします。 (`・ω・´) 余談が過ぎたので、先に行きます。。 元気なうちのウェールズの攻撃は、タックル力にバラつきのあるワラビーズにとっては、めちゃめちゃ脅威!! 横一列に浅く並んだラインから15人が一体となり、パスとステップを駆使して、ボクシングのジャブのような感じで狙い所を探す・・・ ( ̄▽ ̄*)< どれどれ? 守備のズレやミスマッチ等、僅かな隙間を見つけるや否や一気に抜きにかかると、阿吽の呼吸で周りもこれに反応し、一瞬でラインの裏に出る。 (☆▽☆)キラーン!! 抜いたら最後、右に左にパスを回し、グラウンドを広く使いながらのロング・ゲイン♪ w(°o°)w すげー!! 前節フランス戦でのワラビーズは、タックルが緩いが為に危うかった場面が何度もあったので、今回はタックルに入った一人目が必ず倒しきらねばなりません。 ウェールズが繋ぎ出してから、ABsのように止めるのは今のワラビーズだと多分、無理・・・ 理屈上は、「SP14特別ルール」のおかげで、3N勢はフィットネスが強化されたはずなのですが・・・ ワラビーズは、ABsやボクスほどには、6N勢に対し走り勝てていない。 ε=(-ω-`)y─┛。o○。なんでだろう?? そんなウェールズにも、弱点らしきものはある・・・ ウェールズは抜き合いに強い分、サイズの割りにコンタクトがどことなく優し気で、後手に回ると脆くなる。 (屮゚Д゚)屮カモォォォン 接点負けが続くと、どうしてもラックからの球出しに人数をかけざるを得ないので、それを繰り返しているうちに、 ABs戦では、前半から徐々にタックルが甘くなり、後半は燃料切れのようになっての連続失点。 ボールを持っても、抜きにかかる半歩、コンタクト後の一歩が出なくなり・・・ ABsの圧力に負けて、ボールを回すたびに後ろに下がり、窮屈なラグビーに陥っておりました。 そんな事もあり、ワラビーズも「コンタクト」と「フィットネス」に勝てさえすれば、何とかなるかなぁと、希望的観測を含めて考えております。 攻撃面では、そこそこ得点できそうな気がするので(←根拠は全くナシ)、「無駄な反則」と、毎度お馴染みの「軽ミス」が無ければですが。 いずれにしても、先に倒れ始まった方が、試合にも敗れそうな気がしてます。 (´・ω・`) どっちが先に、へばるかな?? 気付いたら、大した内容でもないのに、長文ですみません・・ 画像は、どちらもレイサムです。 冒頭のが、「2007年・W杯:セット・プレーからのトライ」。 下のは、「2006年・欧州ツアー:パント・リターンから50mを走りきってのトライ」です。 (*´ω`*) アウェイでのウェールズ戦になると、いつも以上に神業を連発していたレイサムのように、今週はドリューが頑張ってくれれば良いのですが・・・ さてさて、どうでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.28 12:55:11
コメント(0) | コメントを書く
[08ワラビーズ] カテゴリの最新記事
|
|