カテゴリ:日本
今日は大阪市立美術館の特別展に行ってきた。国宝・重要文化財をはじめ、国外に贈答品として贈られた屏風の里帰り展示品など、とても見ごたえがあった。
なかでもお気に入りは次の屏風。 『レパント戦闘図・世界地図屏風』:戦闘図と世界地図の連作。戦闘図のビビッドな色使いと構成に度肝を抜かれた。本当に日本人が描いたのかと疑いたくなる。当時の人にとって、この異国の戦闘はどのように見えただろう? ![]() 『豊国祭礼図屏風』:夥しい人、しかも小さいのに、細かいところまで緻密に描写されていて、この屏風を描いた人の力量に感服。近くで目を凝らしてみてため息。さらに、少し離れて全体を眺めても、その構成にため息。 『祇園祭礼図屏風』:ドイツのケルン東洋美術館、東京・サントリー美術館、アメリカのメトロポリタン美術館に分散されていた屏風の大作が一同に会しただけあって、その大きさ(12曲1双だったかな)に圧倒された。 ![]() あと屏風って、TPOに合わせて使い分けているとは知らなかった。 出産の時には白地の屏風を使い、40歳以上のお祝いの時には歌を書いた屏風を使い、死去のときは屏風を逆さにして使うそうだ。非常に興味深い特別展だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.11 19:32:59
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