同僚が、土曜日に長野の親戚から貰ったのでおすそ分けと持ってきたのは、
職場の冷凍庫を埋め尽くすほど大量の鹿肉。
入りきらなかったので、すぐに一塊(およそ2.5kg)を焼き肉で頂いた。
熟成された匂いがしはじめているので、ちょうど食べごろ。
学生のときに焼き肉屋でバイトをしたので、食べごろの肉の匂いはなんとなく覚えてる。
ちょっと乳酸?の匂いがしはじめたくらいがいいらしい。
でも、牛じゃなくて鹿でも同じなのかは知らないけどね。
カチンカチンに凍っているのを流水で切れるくらいに解凍。
ちべたーいスライス鹿肉を少量のにんにく、コショウ、塩、ごま油で作った塩ダレといっしょに、
よーく揉み揉みする。
魚焼き網(肉しか焼いたことないんだけど)を焦げ付かないように焼いておく。
さあ、下準備は完了!
よーく焼けた網に、ジュウッ!鹿肉ちゃんをのせる。
おおうっ、美味そうな煙があがる。
脂身の少ない部分だったので、あまり焼いてしまうとパサパサ。
焼きあがった鹿肉に、お好みで塩コショウか焼き肉のタレをつけて食べる。
美味い。
そんな焼き鹿肉をお昼に食べていると、後輩Y君が、
「土曜日に歯医者に行っておいてよかったー。」
「虫歯?」
「歯茎が腫れちゃってぇ、痛くて。」
「もう治ったの?」
「薬貰ったら治まりました。」
「よかったねぇ。」
「ええ、でもひどいんですよ、そこの歯医者。」
「どうしたの?」
「土曜日だったので診てもらえるか確認の電話をしたんですよ。」
(おおっ!Y君にしては気がきくじゃないのぉ。)
「ふんふんそれで?」
「歯が痛くてしょうがないから診てもらえますかって聞いたら、どこが痛いかって聞き返すんですよ!」
(そうだろうねぇ。)
「歯が痛いんです(最初から言ってるのに......。)ってまた言ったんですけど、
また、だから、どこですか?って聞かれて。」
「それって、どこの歯が痛いかって聞かれたんじゃないの?」
「そう、そうだったんですよー!ちゃんとどの歯がって聞いてくれればいいのに!」
「おいおい、歯医者に電話して頭が痛いとか、お腹が痛いはおかしいだろっ!」
「あっ、それもそうですねー!」
まったく、M君といいY君といい、わが職場は大丈夫だろうか......。
まぁ、鹿肉焼いてる時点で、相当暇な職場なことだけは確かだけどさっ!!