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カテゴリ:思うこと
娘は本を読まない。
漫画すら読まない。 ハリーポッターや 週刊文春や、週刊朝日や、「ナンバー」や そう言うのは読むが、 あまりフィクションを読まない。 その娘が、持っていた「Deep Love~アユの物語」のコミック。 「面白いよ」というのだが、 あまり食指が沸かず読んでいなかった。 この原作が、インターネットで配信されて、 中高生に大人気という話はどこかで聞いていたのだが どうせ「セカチュー」のようなお涙頂戴か何かと思い、 気にもとめていなかった。 きのう、ちょっと時間があったので ベッドの脇に放りだしてあったコミックを読んで、 ・・・・びっくり 性描写が凄い。 「NANA」の比じゃない。 まあ、可愛いエロ本と思えば、 こういうものを読みたい年頃かと大目に見られるが、 私はどちらかというと、中身、ストーリーのしょうもなさに ・・・何でこんなものが人気があるのか?と、ムッとしてしまった。 ストーリーは援助交際女子高校生の話である。 援助交際(売春?でも、その時は厳密に言うと売春ではなかったのかな、 まあ、風俗まがいの色々なサービスをしていたと言うことかな)をして お金を稼いでいた少女が ふとしたことから知り合ったおばあさんの優しさに触れ、 そう言うことはやめようと決心するのだが そのおばあさんの養子の手術費を稼ぐために 売春をし、エイズにかかり、死んでいくという・・・ まあ、色んなサイドストーリーはあるにせよ、 どういうのかな、とても不愉快な話だった。 出てくる少女達は、本当の愛に飢えていて、 社会に傷つけられて、 体は汚れているけれど気持ちはピュア・・と言う、 使い尽くされた設定。 娯楽だから、こんな事誰も本気にしないから、 目くじらを立てるほどの事じゃない。 でも、あまりの出来の悪さ、くだらなさに 正直、腹が立った。 登場人物は愚かな少女ばかりだ。 自分の体を痛めつけ、 でも、結局彼の手術費を稼ぐことも出来ない。 何の力も付けていないから、 社会の中で人を助ける手だてすら持たず、 却って人に迷惑を掛けて死んでいくのである。 (エイズが疑われてからも売春を続けていた) 愚かなことと、純粋なことは違う。 5歳の子どもならば、無知はしょうがないが、 ある程度の年になれば、無知そのものも罪になるのだ。 そう言うことをちゃんと説く大人がいない。 私は、コミックを斜め読みしただけで、 (もう2度と読みたくないし) 原作を読んでいないので、 原作はもっとちゃんと構成されているのかもしれないが、 なんだか、とても腹が立った。 ものすごくバカにされている気持ちになった。 売れている本は出来るだけ避けてきたんだけれど、 子どもはどうしてもベストセラーに流れるからなあ、 歯を食いしばって読まなくてはならないのかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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