2015/08/18(火)09:57
私の夏休み工作
出来栄えはともかくとして、物づくりは嫌いな方ではありませんが今年は春先よりの体調不良で何にも行っていません。
家庭で何か手頃な暇つぶし物を・・・と思っていたのですが・・・・・
猛暑が続いていた今月の初めにトイレのウオシュレットの水洗のリモコンが壊れてしまいました
リモコンが不調で水が流せないのです。手動レバーでは大小とも文句なく動くので不急故障(緊急でない故障)なんです電池が古くなっていたのも原因の一つですが交換してもダメです。
業者に診てもらったら「**と●●が消耗して部品も2年前製造中止となっていますので残念ながらウオシュレット本体の取り換えという事になります」・・・と
「ウオシュレット部分のみの交換となりますが、メーカ純正品だったら**万円位かかります」
「ホームセンター仕様品(こんなものが区別されてあるのですね)なら半額以下でありますのでそれを取りつけたらいかがですか」と親切に教えてくれました。
(その業者では取り扱っていないで各自でホームセンタで購入し設置してもらって下さい)ということです。
機種は色々と有りますが以前に使用した方式が使い勝手がよいと早速取り付けてもらったのですが、残念ながらそのリモコンには大、小水を流すための操作ボタンがありません
最近のホームセンタ仕様機種には安価にするためリモコン式は廃止して手動レバーを用いるのが主流だそうです。
それは、カタログ選定時点で承知しておったので文句はありません、
幸運なことにその機能は水槽内は何一つ壊れないままになっていたので「再利用してやろう!」と思いました
<これから先は読み飛ばしでいいですよ>
このレバーは1つのハンドルを左右に半回転すれば大小の水がドッと流れるお馴染みの機構です。
そして、直流モータが直結されていて右廻りは大、左廻りは小のゴムバルブが開いて排水するような構造になっていましたスイッチといえば回路の入りー切りに使用されますが、そうではなくて+-の極性をこのスイッチ操作で正転、逆転、休息の3態をさせるにはどんな構造のスイッチ?配線は? という事が一番苦心をしたところです 要するに直流モータを必要に応じて極性を変えてやれば反転するのです。
スイッチ、LED、収納箱とも引き出しから探し出して組み立てて・・・なんとか目的を達成する事が出来ました。
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これにはそのモータを動作させる直流電源が必要ですが、古くなったパソコンの電源アダプタ20Vを使用しましたこの電圧の選定でもいったい何ボルト用のモータだろうかと直流電圧を少しづつ上げてみて感度の良さそうな時点で動作電圧を決定します(専らオレ流なのです)
作業中に感心したことがあるのですが、電源部は過負荷保護回路が内蔵されていてパソコン側で規定以上の電流が流れたら直ちに出力電源を断とする高等な回路が入っていることを発見したことです
なにせ、久しぶりに手細工だったので誤ってショートしてみて解かりました昔なら回路が壊れるか、ヒューズがとぶかのどちらかですが、現在は不用心でも壊れないには驚きます。これも永井先生から云わせれば「宇宙開発技術」からの影響なんだそうですがそんな技術は宇宙でしか使用しないなんて云わないで地球上で普及してくれればありがたいですね。きっと、今のパソコンもそのような回路が内蔵されていることでしょう
といいながら、このパソコンのアダプター電源の内側と外側をショートさせてみる勇気はありませんがね
簡単!とタカを括っていたのですがいざやり出すと小道具一式、ハンダ鏝用品、ヤスリ・・・色々と入用ですね、その都度高温の工作室を行ったり来たりで段取りの悪い事この上なしで。
久しぶりに電気細工をやってみて小さな細工は手が震えますまだ正常な身体ではないなと思いました。やっと2日目で完成しましたえっ回路はどうなっているかって?
スイッチ、2個のLEDを組み込んでハンダ付けをしただけです。もっと細い線でOKですがありあわせの線材で間に合わせました
あとはきれいに配線止めをして終了となりました
はてさて、この機能を復活させても(無線方式から有線方式に変更)所詮、部品は当時のものと少しも変わりません。
ゴム、パッキン、ビニール系統樹脂製品は経年劣化がありますからね。
いつまで使えるものやら保証はありませんがそれでも儲かったような気分になれたのは不思議でした
<余談>ですが-------
不要のスイッチ、メーターが写っていますが収容箱は再利用したのでアクセサリーのつもりで付けておきました。