ヒロくんの気ままな報告

2010/02/19(金)10:45

労基法と国際競争力

社会・生活(828)

最近はあまり聞かなくなりましたが、いわゆる「過労死」のために命を落とす人は今でも結構いらっしゃるのではないかと思います。そういうこともあって、労働基準法では残業時間を短縮する方向でいろいろと改正が行われているようです。そのこと自体を否定するものではありません。強制的に働かされて、大切な命を失うことなどあってはならないことです。ですから、改正の方向性は間違っていないと思います。ただ、本当に働きたい人がこの残業時間の規制のために働くことが出来ないのだとしたら、それは別の意味で問題であろうと思います。かつて、太平洋戦争で焼け野原になった日本が世界に名だたる経済大国に成長できたのは、ひとえに当時の労働者の皆様の頑張りにあったものと思います。その当時には残業時間の規制など(当時も残業規制はあったのかもしれませんが)誰も気にしないでひたすら働いていたのではないでしょうか?今、日本は世界第2位の経済大国の地位を中国に奪われようとしています。他のアジア諸国からも追い上げられるでしょう。かの国々の労働者の皆さんは、懸命に働いているように見受けられます。そう、かつての日本のように・・・・働くことに生きがいがあり、もっとお金を稼いで、良い暮らしをしたいという希望にあふれているように感じます。彼らは、残業時間の短縮など、考えもしないのではないでしょうか。理不尽な残業は規制されるべきですが、働きたい人が思いっきり働けないような制度も良くないでしょう。労基法が働く活力を奪い、我が国の国際競争力を削いでいるとしたら、本末転倒です。 尤も日本人が働くことに生きがいを見出せないのだとしたら、そのほうがもっと大きな問題かもしれませんが・・・

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