カテゴリ:本
映画化されるようですね。
本屋さんで見つけて買いました。 東野作品が好きなので、全部そろえようとちょびちょび買い足しております 今回読んだのが「手紙」 武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、 盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。 判決は、懲役15年。 それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。 一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが、 「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。 日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。 作中より。 差別はね、当然なんだよ。 我々は君(弟・直貴)のことを差別しなきゃならんのだ。 自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになる。 すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね。 ほんとにこの作者は、いろんなジャンルに渡って作品を書き、 時にはおもしろく、時には考えさせられる。 いやだけど、そういうことってあるよな~。 本の解説にも書いてあったけど、 テレビでニュースを見て「これから、家族は大変だな~」って思うことも、 もう差別の始まりなのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.04.04 14:47:50
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