|
カテゴリ:カテゴリ未分類
連日、20時間以上眠っていた息子
しばらくすると、今度は昼夜逆転がはじまった 夕方、起き出しては、夜中のための買い出しに出かける日々。 そのころは、いかに、楽しく夜中を過ごせるかが、息子の課題になっていた。 もちろん、はじめは、違っていた。 まじめな息子は、早く治したい気持ちから、眠れないのに目を閉じて布団の中で ひたすら、睡魔の訪れを待った。 何時間も、何時間も… 静まりかえった、家の中。…結局、朝まで一睡もできず… そんな日が、何日か続いた。 私は、切なくなった。 「寝られないの、辛いよね。もし二男君がよければ、夜中遊ぼうか」 …ではじめに、書いたスタイルが出来上がった。 夕方、大量にDVDを借りてきて、夜中用の食材を調達する。 その頃、息子は自分のことを「まるで、ふくろうみたいだね」 と、言って悲しそうに笑ってた。 それから、しばらくたって、夜の仲間が増えた。 ふくろうのぬいぐるみ。 名前を「ふくちゃん」と名付けた。息子の相棒。 夜になると、ランランと目を輝かせ、獲物を捕獲する姿に、 自分の姿を重ねたのか…お気に入りになった。 寝るときは必ず枕元に置き、ときどき、話しかける。 息子はふくちゃんを大切そうに扱う。 そして、こんなことを言い出すようになった。 「ぼく、一人暮らしをしたら、ふくろうを飼いたい」 「えっ ふくろう 」 「そう、ふくろうを飼いたいからもう一度、公認会計士の勉強を はじめるよ」 「あっ そ、そう」 (えっ ふくろうのため?) 「ふくろうって、エサ代にお金がかかるんだ。それに、すごい長生きするし、 ふくろう貯金しとかないと…」 知らない間に、ふくろうの生態をしらべていたようだ。 「あっ そ、そう」 こうして、二男はまた、資格の学校に通いはじめた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月29日 19時07分28秒
コメント(0) | コメントを書く |