2008/06/24(火)01:46
迷走する日本代表、岡田JAPAN、南アフリカ行けないかも
昨日のワールドカップ3次予選の最終戦、バーレーンとの対戦は1-0で勝利し、首位の通過を果たした。
誇りをかけて戦った(俊輔、闘莉王の強行出場)わりに、主力を欠いたバーレーンにやっと勝ったという感じ。何よりもコメントで、「いいサッカーはできた」と言っている選手が多いのにがっかりした。
一言で言えば、(ブログを書いている人がみな書いているように)、
ひどい内容だった。
温サポさんも取り上げていたが、私もこのコラムが一番しっくりくる。
打ち砕かれた「プライド」 宇都宮徹壱
またセルジオ越後も的を射ていると思う。
セルジオ越後 南アフリカは遠いな
何が悪かったかといえば、メンバー選考も悪ければ、やる気のない選手もいた。
タイ戦でせっかくチームとしての戦術が見え、連動性が出てきたのに、今回はばらばらになってしまった。
今、アウェイでバーレーンとやったら、おそらく前回の再現となるだろう。
この1ヶ月、合宿をしてきたが、あのときと何も変わっていないのだ。
玉田と佐藤は守備はよくできていたが、玉田は何回シュートをはずしまくったことか。
安田と内田はやるきなし。
(DFの裏をとって角度あるセンタリングがなかったし、上がりが少なかった)
遠藤、憲剛、本田、俊輔とパサーが並んだ中盤は何がしたかったのかそもそもわからない。
よかったのは、中澤、闘莉王、楢崎。気持ちもこもっていた。
このチーム(岡田監督)は何がいけないか。
システムを変更してポルトガルを打ち破ったドイツや絶好調だったオランダと比較するとわかりやすい。
(同じ4-2-3-1だから)
トップは、クローゼとファンニステルローイ。
絶対的な得点力があることと、ポストプレーができる。
それに対してあの玉田の決定力のなさとポストプレー・・・。
浦和サポだからということを差し引いても、このポジションは高原しかいないと思う。
トップ下は、バラックとファンデルファールト。
両方ともテクニックも一流、強力なミドルシュートも。何よりもボールキープができるし、運動量もものすごく豊富。
ここになんと佐藤寿人。あえて言うなら俊輔ではないか。
左サイドはポドルスキーとスナイデル(ロッペン)。
両方ともゴールを量産している。
右サイドはシュバインシュタイガーとカイト(ファン・ベルシー)。
両方ともドリブル突破とゴール前への飛び込み。
左は本田で右は俊輔だった。
やはり左は松井ではないだろうか。右の俊輔はタイ戦ではよかった。
何がいけないのかというと、このシステムの生命線は左右のサイドが高い位置を保ち、サイドバックと連携してサイドを攻略することで得点が生まれるのだ。
タイ戦では俊輔がキープし、長谷部や内田が追い越していくことで効果的な攻撃が右サイドで生まれたし、松井が突破をしかけることでスペースが生まれ、遠藤や玉田がからめていた。
何がタイ戦でよかったのかを、岡田監督は理解していなかったのだなあというのが一番の失望。あのサイド攻撃の少なさからみて、少なくとも、チームに浸透していない。
(決勝トーナメントでの得点力不足は深刻だろう)
昨日のバーレーンはドン引きではなかったのに、崩すことができなかった。
もしかして・・・と岡田監督の「誇り」にかけて大雨の埼玉スタジアムに集まった代表サポーターの望みを裏切ったのが一番大きい。
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