ライターHIROのこの映画は泣けるっ！　医者いらずの映画サプリ処方箋

　 　 『リリイ、はちみつ色の秘密』

　　　　　　涙指数２　 ★★☆ ミニタオル
　　
　映像等はこちらでね→ http://www.Lily-Hachimitsu.jp

原題:The Secret Life of Bees/上映時間:110分/2008年/米映画

　監督/ジーナ・プリンス＝バイスウッド

　出演/ダコタ・ファニング、クイーン・ラティファ、ジェニファー・
　　　 ハドソン、アリシア・キーズ、ソフィー・オコネドー、ポール・
　　 　ベタニー、トリスタン・ワイルズ、ヒラリー・バートン
　

　アメリカに公民権法が制定された１９６４年。

　４歳のとき、自分の過ちで母を失ったリリイ・オーウェンズ（ダ
コタ・ファニング）は、父（ポール・ベタニー）との関係もうまく
いかず、失意の日々を送っていました。

　１４歳の夏、オーウェンズ家で働く黒人家政婦のロザリン（ジェ
ニファー・ハドソン）が、選挙権の登録に行った町で白人の嫌がら
せに会い、袋だだきにされたあげく、警察へ連行されます。

　彼女を助けようとしない父に、リリィは、怒りと不満をぶつけ、
「ママがいたら」と口走ります。

　父は、「ママは、お前を捨てたんだ。死んだ日には、持ち物を取
りに戻っただけだ」と告げます。

　母は自分を愛していなかったのか？　信じられないリリィは、真
実を探しに旅立ちます。

　病院でロザリンと合流し、遺品の手がかりからティブロンを目指
しますが……。

　そこで出あったポートライト姉妹との生活は、リリイにとって新
しい発見でした。

　養蜂所で、蜂の世話をしながら、さまざまなことを学んでいくリ
リィを演じるのは、ダコタ・ファニング。聡明ながら、愛に飢え、
母の面影を追い求める少女を見事に体現しています。

　母の真実を知り、強くなっていくリリィに拍手したくなるはず。

　父役のポール・ベタニーのヘタレぶりも板についていてステキ。
　



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206号に掲載したものです。　

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