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Shinanonokuniのブログ2

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2009年08月25日
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カテゴリ:国内旅行
昨日に引き続き2006年9月に訪問した北海道空知管内夕張の記事を書くこととする。

石炭の歴史村を見学後南へ下る。ユーパロの湯と銘打った日帰り温泉施設がある。ここも元はコークス製造を行っていた北炭の工場があったらしい。立派な煙突のみポツンと残されていた。

夕張北炭化成大煙突

北炭化成のコークス製造所大煙突。

夕張の市街地を過ぎて新夕張方面へ向かうと右手に平和運動公園がある。野球場など完備された立派な運動施設となっている。ここもかつては旧北炭平和礦が有った場所と思われるが車窓からは炭礦の遺構は見られなかった。平和礦は昭和50年に閉山している。

更に南下すると左へ旧北炭真谷地礦への分岐路がある。少々入ってみる。時が止まったような集落があって空き家だらけのようにみえる住宅に所々人が住んでいる。行き止まりまで行くと、真谷地礦業所の管理ビルらしき建物が廃墟のまま残っていた。その先は道路の舗装も途切れ草むす屍と化していた。真谷地礦は昭和62年に閉山しているが炭礦の設備は山奥と言うこともあって割合残されていると思われた。

清水沢からシュウパロ湖方面の分岐路まで行き、東に向かう。シュウパロ湖に近い所に北炭が建設した水力発電所がある。

北炭清水沢発電所

大正時代に造られた鉄筋コンクリート造りの建物であって建築の歴史上は貴重な存在とのこと。しかし崩壊の危険があって間もなく解体の運命らしい。

夕張市の本流筋は北炭系列の炭礦が経営に当たっていたが、シュウパロ川方面の谷は三菱財閥が経営に任じていた。国鉄夕張線の清水沢駅から三菱大夕張炭鉱までの貨物線が通っていた。

大夕張森林鉄道夕張岳第一号橋梁

写真は三菱と関係の無い林野庁管轄の大夕張森林鉄道橋梁。森林鉄道廃止後も鉄橋だけが残されている。シュウパロ湖を横断する部分。

南大夕張駅跡

三菱大夕張線の南大夕張駅跡には当時の列車がそのまま留置されていた。

南大夕張駅跡

列車の車内にも入れる。木の色が懐かしい昔の客車。自分が子供の頃の国鉄篠ノ井線にもこのような列車が走っていた。

三菱石炭鉱業大夕張鉄道線遺構

大夕張炭鉱跡までの道路沿いに鉄道の遺構らしきものが残されていた。この路線は昭和62年7月に廃止された。大夕張炭鉱もそれから間もなく平成2年に閉山となった。

かつて日本経済を支えた産業遺産を見聞出来大変勉強になった。






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最終更新日  2009年08月25日 23時23分58秒
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