カテゴリ:詩のお題
■切な系100のお題
提供元:http://www.hana.sakura.ne.jp/~warumono/100.htm 021:まぼろし 僕が見たものはすべてが幻 目覚めて出逢った兄弟も両親も、昨日遊んだ友人さえも夢幻 感じるすべては存在しないもの 大地や空、空気でさえも無有である いったい何を信じればいい 誰もが皆、知った気になっているだけなのに 022:いつか見た夢 森の奥に瑠璃色の鳥がいて、赤い宝石の実をついばんでいました。 檸檬の月がそれを見て、星が躰を揺らしながら笑っていました。 雪の兎も、秋色の羚羊も皆が集まり、自然がもたらす美しさを喜びます。 ここでは何もかもが幸せだと思いました。 ずっとここに居たいと皆が思いました。 けれど今では森は消えました。 鳥も兎も羚羊も居ません。 ただ残った月だけが寂しそうにしていました。 023:世界の終わりに いつか人が絶滅危惧種になる日がくる。 きっとその前には何万もの生き物が死に絶え 何億もの植物が枯れ果てる。 いつまでも死なずにいるのは全てが加害者で 抵抗できぬ弱きものはいつも被害者なのだ。 世界の終わりに誰が生き残る ひとりぼっちの君臨者 なっても虚しいだけなのに… ■□■□■□■□■PR□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
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Last updated
2005.09.03 15:09:06
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