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カテゴリ:演劇・美術・コンサート
劇団☆新感線の『港町純情オセロ』(←公式にリンク。音が出るので注意)観て来ました。
前回公演がよもやの公演中止だったので久しぶりの新感線です。 ゲスト出演者にあまり食指が動かず(ゴメンね)、お安いA席で観たのですが表情はまあ、なんとか見えたのでよしとするか。 タイトルからもわかる通り、シェイクスピアの悲劇「オセロ」をアレンジ。 新感線×シェイクスピア第2弾!と謳ってますが、1弾目はコレのことですよね。もちろん観てますがな!(コレは含めないのか。まあ、新感線全体とは違うからか) 私も原作のオセロはアウトラインしか知らないのですが、登場人物の名前にもほのかに原作の香りあり。事前に知ってるとより楽しめたかも。 ということでオセロのwikipediaは→こちら 舞台を戦前の日本に置き換えています。我々の歴史とはちょっと異なるパラレルワールド的な。 オセロは日本人とブラジル人のハーフ(曰く半ブラ)という設定。これが復帰した橋本じゅん。案の定、のっけから腰痛ネタが炸裂! 軍人であるオセロを、ヤクザの闘争に置き換えているのも上手い設定。 嫉妬で妻を殺す、という下世話かつ冷酷さは、名誉を重んじたであろう武士や大日本帝国の軍人にはそぐわない感じがするし。 新感線らしい下ネタとお笑いを取り入れるのにも、いかがわしい裏社会はお似合い。 殺陣や歌・踊りも交えたスピーディーな展開の中で迎える悲劇的なラスト。 妻を殺すに至ったオセロと、そうなる誤解を生むキッカケとなった奸臣の妻の弟(オカマ)の告白の叫びが心に残りました。思わず涙出た… これはマイノリティーの悲劇ですね。 人種的に、性的に差別され続けてきた彼らが愛を求めようとした結果、どこかでボタンを掛け違ってしまった。 野卑でホラ吹きで、それでも純情なオセロは橋本じゅんの芸風にピッタリ。いい演技でした! もちろん、途中のオモロイ演技&アドリブも健在でしたよ。セリフをとちってしまっても慌てず騒がず「もっかい言うよ」とダメ出ししてから言い直すあたりもさすが舞台慣れしてるベテランというか、笑いを誘います。 そしてオカマの弟役の大東俊介。 実は真の主役ではっ!?あ、だからキャストの3番目に書いてあるのか。 こんなにいい役者さんだとは知らなかった。 原作準拠?の「柳の歌」弾き語りはしんみりとしていいシーンでした。…音程が多少、怪しかったのは目をつぶりましょう!w オセロの妻役の石原さとみ。 林家ペー子ばりのテンションが高い発声とオーバーアクションな演技が少々イラッとしたけど…無邪気で可愛らしい感じは出ていたかな。じゅんちゃんのアドリブで、本気で笑ってたよね? でも何で子供のような彼女が中年オヤジのオセロを好きになった動機がちょっと弱い感じもしたなあ。退屈を紛らわしてくれそうだったから、だけ? 新感線のいつものメンバーは、今回はちょっと見せ場が少なかった… 右近健一、甲高い声でのセリフばっかりで聞き取り辛いよ。 粟根まこちゃん、かぶりものの鬼と化してた…出番少ねえ~ それでも近年の新感線の舞台の中では出色の出来。私の中でベストに入りました。 泣かせ度ではナンバー1だったよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月19日 13時17分48秒
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