2023/01/30(月)18:26
NHK・BSP放送「空からのクルージング特別編 ポルトガル・世界遺産を巡る旅」: その2・コインブラ
そして次に私も訪ねた「コインブラ(Coimbra [ˈkwĩbɾɐ])」👈リンク。
ポルトガル中部の古都、文化的な街として知られる。
セントル地方 (Região Centro)の中心都市で、コインブラ県の県都でもある。
人口は約15万人、面積は約319.4km2。16の自治体、面積約3372km2が集まって
コインブラ大都市圏を構成しており、その総人口は43万人以上。
街の中心は丘の上のコインブラ大学。
創設は1290年、ヨーロッパでも最も古い大学の一つ。
カブラ(山羊)と呼ばれる時計塔。
ポルトガル屈指の名門国立大学とされる。大学が街の中心とみなされ、黒いマントを着た
コインブラ大学の学生が行き交う。約2万2千人が学んでいる。
8つの学部が存在し、その学部ごとにシンボルカラーがある。
学部、シンボルカラーは
文学・人文学(ダークブルー)法律(赤)医学(黄)薬学(紫)科学技術(青と白)経済学(赤と白)心理学・教育学(オレンジ)スポーツ科学・物理教育(茶色)
法学部、文学部などの伝統のある学部の男子学生は黒いマント をはおり、学部独自の
カラー・リボンをつけたカバンを持って闊歩するのだと。
博学だった18世紀の国王ジョアン5世の名を冠した図書館がある。
内部は見学出来なかった「ジョアニナ図書館」。
世界でも最も美しい図書館の一つと言われている。
16世紀から18世紀の書物がおよそ6万冊収められている。
天井には見事なフレスコ画が描かれていたり、金で装飾された豪華なパイプオルガンがあるなど、
豪華な図書館をさらに美しい場所にしているのだと。
金泥細工の装飾や漆塗りの本棚などが非常に美しい。
面白いのが、ここでコウモリが飼われていること。
夜になると舞い降りてきて、本につく虫を食べ蔵書を守ってくれるのです。
コウモリのいる図書館は世界に2か所あり、もう一つは同じくポルトガルのマフラ図書館。
書庫の前には梯子が。
館内は3部に分かれており、造り付けの書架にぎっしりと並ぶ蔵書数は、25万冊に及ぶと。
書籍のほとんどが、薬学、地学、史学、人類学、化学、自然科学、哲学など学術関連書籍であり、
創立者ジョアン5世が、いかに学術を重要視していたかが計り知れるのだと。
窓からは陽光が差し込み。
ジョアン5世の肖像画であろうか。
コインブラ大学の中庭を再び。
中庭のラテン回廊。
階段の上のポルトガルの紋章で飾られた破風を眺め、階段奥の壁のジョゼ1世像と
正義と不屈の女神像の浮き彫りが。
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・・・つづく・・・