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カテゴリ:音楽
前の日記でも少し書いたことですが、
Bill Jones、それまでは ものすごく好きというほどではなかったのですが (私がブリティッシュトラッド界で一番好きなのは やっぱりKate Rusbyなので・・) 実は近々とある有名なイギリスのバラッドで 彼女も歌っている歌を取り上げる関係で、 少し掘り下げて彼女のことを知ろうと思いまして、 いろいろ検索していたのですが・・ 彼女のインタビュー記事↓ http://www.mplant.com/billjones/bill_interview.html を読んで、印象が一転し、 彼女のことがすごく好きになりました! 「・・・正直に言うと、 歌手達をそれほど好きだと思った訳ではないの。 私が本当に好きになったのは トラディショナル・ソングそのものでした。 その物語の語り口とかいったものです。 つまりトラディショナル・ソングの歌われ方よりも 歌自体により魅せられたのです。 もちろん時にはシンガーを気に入った事もあるけれど。・・・ ・・・私はトラディショナル・ソングは ジューン・テイバーやマディ・プライアの好きな聴衆だけではなく、 良い音楽や良い歌の好きなもっと広い聴衆に アピールする事が出来ると思います。・・・・」 歌うたいとしてこういう意識をしっかり持っている人は、 大変好感が持てますし、尊敬します。 私も・・なんて書くのはおこがましい話ですが、 私自身、伝承歌をやっているのは、 「伝承歌の面白さ、背景、魅力に取りつかれているから」ですから・・。 Billさんの歌い回しをよく聴いてみると、 歌詞の言葉や歌われている物語を大切に歌っているなあ というのを、英語があまり得意ではない私でも 感じることができました。 彼女の歌は、聞き取りやすいんですよね。 そして彼女が独自の音楽を作ることができるひとつの理由は、 彼女自身努めてほかの歌手の歌を 聴かないようにしていたからなのですね。 また、ピアノで果敢にトラッドを やろうという姿勢にも惚れました。 そういう理由で彼女の音楽には すぐに馴染めなかったのかもしれないなあ、とも納得しましたが。 トラッドは伝統楽器でやらなければいけない、 という風潮みたいなものってあるんでしょうか? (Billさんは「ギターだって厳密にいえば traditionalな楽器じゃないのに、変な話よね?」 というニュアンスのことをおっしゃってたようですが) まだこういう方面の音楽にあまり詳しくなかった頃は、 彼女の歌やアレンジの良さや面白さが、聴いてすぐにわからず、 二回ライヴに行っているにもかかわらず 理解するまでに時間がかかりましたが、 (やはりブリティッシュフォークやトラッドをかなり聴きこんでいる方たちは Billさんを絶賛してたんですよね) 最近ようやく少しだけ?わかりかかってきました。 どんどん頑張ってほしいミュージシャンですね。 あと、彼女のインタビューの中で 「伝承歌にコピーライトをつけるのはおかしい」 という言葉には個人的に大変同感ですし、 「(アコにありがちな)ブンチャ・ブンチャな伴奏って、ださくて嫌」 という彼女の言葉にもまた激しく同感だったりして(笑) (ま、個人的には今の私のアコの技量では 左手伴奏する余裕すらないのですけど・・^^;) 音楽をプロデュースする側にも興味があるということでしたが、 彼女が選ぶミュージシャンも興味があります。 ※インタビュー内にはパンチポーランのプロデューサーとして Karen Tweedのことに言及していますが Karenさんは、正しくは鍵盤アコーディオン奏者ですね~。 Billさんを応援するつもりで、 CD大人買い(CDって単価高いので、金額的に・・)しました! これから聴くのが楽しみです♪ Bill Jones' official page http://www.brickwallmusic.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 20, 2008 11:17:42 PM
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