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自他一如の神通力

裕道先生が仰っていた。貴美子先生は媒介者だと。そのように私も思っていた。ともかく霊界通信のような事態の時、貴美子先生は突然寝たりするのだった。今は先生はおられないから、一人の時はどうなんだろうと思うが、霊界の方々が貴美子先生からエネルギーを貰っているということは確かだと思える。三浦さんの神通力も分かるような気がする。ともかく疑いもなく熱心で頭が下がる。また職業がいい。先生も戦争で受けた銃弾の傷が疼く時には傍で貴美子先生に精神統一をしてもらって即座に治り、よく効くな～と笑って話されていた。先生の生前、先生に尽くされた人達、また亡き後も変わらず先生を敬愛する人達の為に、先生は呼ばれたら瞬時に行かれるようになった、と私は思う。それが一回忌の時に見た火の鳥の夢だ。

2016.10.28
満願　華厳寺　

西国巡りはやっていない。気に入ったお寺には行くという程度。お経にはほとんど興味がない。般若心経と法華経くらいは覚えようと思ったが、法華経はその後ほとんど唱えないので今ではうろ覚えだ。華厳経も知らない。しかしここの参道は実に良かった。お寺も実に良かった。久々、本当に気持ちのよいお寺に出会った。寺からほんの少しの所に満願寺があった。その時、私は自分が実はずっと手を合わせていたあることを思い出した。満願・・・かな？とか思いつつ手をあわせた。三十三箇所をまわってきたのだろういっぱいの白装束に千羽鶴。私は弘法様に朝晩手をあわせるだけだからなんということもないが、満願堂には色んな思いが詰まっているのだろう。山門だけでない、あちらこちらにべたべた貼られていたものも思いの一つかな？私が一等気にいったのは参道中ほどの傘のように広がった杉だったが、うまく収まってくれなかった。

2016.10.24
愛の爪あと

鋭く研がれた爪跡が指に残っている。せいいっぱいの愛情表現には違いないと思うが、傷は結構深くて時々ズキズキする。二年。人間じゃあるまいに、朝昼晩、日に三度以上通ってきているのに近づくと一目散に逃げる野良さん。来るとどこに座っても、餌を貰うまで必ず私を見続ける。やらないとずっと、ただ目を閉じて座っている。故に息子はこの野良さんを釈迦猫と呼んでいる。その全然なつかない釈迦猫。私には時折ないてみせる。ほんのたまに私が留守の時は部屋に入って餌を盗み、私のクッションで寝る。そしてたまに私がまだ寝ている早朝、私の目を盗んで、あいた窓からしのび込む。今日はその猫に手を伸ばすと初めて逃げなかった。けれど爪を付きたてられてしまった。

2016.10.17
映画は役者かな？

先週の日曜日は、朝起きるなり隠れキリシタンの本と、白鳥神社の本を立て続けに読んだが、まだ机の上には読もうと思っている本が山積みだ。買った時は読むつもりでも、日にちが経つと活字が億劫になる。それより最近は映像である。借りてきてもつまらないものが多いが、テレビを見るよりはうんとましだ。しかし洋画も邦画ももうあまりレンタル屋に見たいものなし。ワンパターンで、おまけに気色の悪い写真ばかりの韓流に至ってはさらに。しかしついこの間からは【ジャイアント】を借りて見ている。ウンジュと二回共演したことのある俳優で、特にどこも良いとは思わないが、彼のファンの人のブログを思い出したからである。韓流はテレビドラマが多いから長いものは多いが、それにしても長い！特に疲れているわけでもないが気がつくと寝ている。分かりきっている韓流パターンだが十分に面白い。だから続きを借りているわけだが、それでもやっぱり毎日気がついたら寝ているのだ。その理由を考えてみた。それはやっぱり俳優でしょう！気になる出演者が一人もいないということ。映画やドラマは、監督は勿論、多くの私達の目に見えない人たちの手によって作られているわけだが、玄人はいざ知らず、役者だけは誰にも見えるわけで、やっぱり役者の役割は大きいんだと思った。【風と共に】はもう誰も撮らないだろうと言われているように。存在感なのかもしれない。スターは★のように、大きくとも小さくとも、どこかがキラキラしているんだろう。

2016.10.15
人間の顔

動物もそうなんだろうが、人間の顔というのは面白い。顔は嘘をつかないと感じる。おそらくは目、そして表情。声、喋り方も然りか。昨日、とある企業のトップ二人が出ているのを見て息子が言った。「あんまり見たない顔やな～」と。企業家は利益追求第一だから？まー澄み切り澄み切った目なんぞ望むべくもない？企業家が特にそうだというわけではないし、誰と限ったわけでもないが、金まみれの者たちの目は大体すぐに分かるもんだ。そこへ行くと、研究者達は研究者らしい顔・雰囲気をもっている。ノーベル賞受賞者の会見はなんとなく納得しながら見ていられた。なんにでも例外はあるが。京都熊野神社の若い見習い宮司さんのような人の目を思い出した。腐った目の坊主や神職も多い世の中。天台はあのような目でなくてはと思ったことだ。

2016.10.13

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