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ひよきちわーるど

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2003.08.19
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カテゴリ:万葉染色


これはムラサキ染色3回目の画像です。


   帯揚げ2

   



1回目と比較しまして そう変化はないように思われます。

染色は「古代染色二千年の謎とその秘訣 山崎青樹 著」の中に書かれてある方法でやっております。




一体何回染め重ねていけば「濃紫」が得られるのでしょう。
考えたただけでも気の遠くなるような思いも致しますが、根気強く取り組んでいこうと思います。





ふと、思いましたこと。

万葉の頃の「染色工房」なるところに修業に行かせてもらえたら・・・・などと。

楽しいでしょうね。
目の前で繰り広げられる「幻の工法」に目を奪われて 
胸がどきどきしてくるのでしょう、きっと。







次いで 染色していて思いましたこと。

60度から70度くらいの染液の中で絹を繰っていくのですけれど 
60,70度と言ったら もう熱くて 手なんか入れられないんですよね。
火傷してしまう。

割と平気な顔をして その液の中で絹を繰っていられるのは
せいぜい40度止まりでしょうか。
それ以上になって参りますと 手を入れるのは辛いですね。

現代ならそこで「ゴム手袋」を使用するのでしょうけど 
万葉の時代には一体どうしていたのでしょうね。

お箸?
いや、お箸なんかで絹を繰っていたら おそらく絹を傷めてしまいますね。









それに 染色に使う水ってどんな水を使っていたのでしょう。
今のようにいろんな薬品など入っていなかったでしょうし・・・・。

京都の「染司 よしおか」では 地下水を汲み上げてお使いになっているとのこと。
ここまでのこだわり。さすがです。
・・・・思わず唸ってしまいました。




これは乾燥させた椿の葉です。
これを燃やして灰汁を作ります。


   媒染剤
      



その灰汁が「ムラサキ染色」に最も適した媒染剤となります。







染色の世界は誠に奥深いのですね。

どの世界もそうなのでしょうが 「これでよい」というものがない。







だからこそ 

その奥深さに魅せられ その美しい色に魅せられ 

その世界に引きこまれていくのでしょう。






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Last updated  2012.07.10 12:59:06
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