ひよきちわーるど

ここ数日間、桜染色に取り組んでおります。

以前頂戴しました大きな桜の木の幹を彫刻刀にて削り
染料を手に入れているのですが

何しろ　彫刻刀など日頃使い慣れていないものですから
ここ最近の私の両手は絆創膏だらけです。

お料理しますときにもお湯が沁みまして
悲鳴を上げております（笑）。





２日前に染めましたものは
期待に反しましてまことに淡い黄色でした。



一体何がいけなかったのだろうと様々思いを巡らすのですが
教科書も、そしてまた
教えてくださる方もいらっしゃらない中での手探り染色、

染料が少ないのか
水がいけないのか

染めた布が木綿だからか
媒染が間違っているのか　等々

そのたびにいろいろなことを試しながら
染めを重ねている途中です。





今日も、夕食を早めに終えまして
リビングの端にて桜の幹を削っておりました。

夫が「あまり根を詰めすぎないように」と言ってくれるのですが
やはり自分の好きなことをしているからなのでしょうか

自身では「根を詰めている」という感覚はまるでなかったのですね。




次回の染色では染料をもっと多くしようと思うのです。

そして媒染液につきましても今までの「明礬」とは違い
「銅媒染」を試してみようと思うのです。

その「銅媒染液」も今日作ったところです。







毎日「吉岡幸雄氏」のサイトにお邪魔するのですが
そこは　まるで天上の世界。

一体どのようにすれば
このような美しい世界が出来上がるのだろうと思うのです。




もしも可能であるならば
「染司よしおか」に足を運びたいと思うのですが

毎日不整脈を起こす今の身体では遠出も叶いませんで
もう少し暖かくなり体調も整って参りましたら
その時には　憧れのその場所に行ってみたいと思います。





私を染色の世界に引き入れてくださった吉岡氏の作品。

その作品を間近で拝見できると思いましただけでも
胸が躍るのです。

そのことを楽しみにしつつ
憧れをずっとずっと胸に持ち続けて
少しでも元気になりたいと思います。





明日、もう一度桜染色に挑戦致しますが
もしかしましたら失敗してしまうかもしれません。

それでも　「桜色」への憧れを胸に
何度でも取り組んでいきたいと思います。