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ひよきちわーるど

ひよきちわーるど

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2007.05.05
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カテゴリ:I love family

え、今日は我が家の「家族」についてお話し致しましょう。

この「ひよきちわーるど」を始めましてから
既に5年8ヶ月ほど経過しているわけではありますが

そしてその間(ほんの時折ではありますが)
この日記に顔を出している「知られざる家族」というのがいるのですね。



お付き合いの長い方はもうお気付きですね?
そう、あの「ひよこのぬいぐるみ」です。

いや、「ぬいぐるみ」などといったら彼らが気を悪くすることでしょう(笑)。
  




ここで一人ずつ紹介していきたいと思います。

まずひよこのぬいぐるみ大。
通称「ひよきち」。

  我が家にいるぬいぐるみの中では大きい部類に入るであろうぬいぐるみ。
  丁度1994年の夏に我が家に来たので、今年で13歳となる予定。
  職業は、ひよこ幼稚園の理事長。
  毎日幼稚園にて勤務しており、小さなひよこたちの面倒を見ている。
  本人は「ひよこ大学」を首席で卒業したと豪語しているが、その真偽のほどは明らかではない。

  我が家のみゆきちがまだ赤ちゃんだった頃、私の代わりにおしめを買いに行ってきてくれ
  その途中カラスに追いかけられて、それ以来カラスが大の苦手である。

  家族の者が食事をしているところに来て「これは何どし?」と
  食卓にのぼっている「卵料理」を不思議そうに見つめる。
  「真実を告げるには忍びない」と判断したパパに無理矢理寝かしつけられる毎日ではある。

  羽毛布団の中から羽毛を少しずつ引っ張り出し、それをドレッサーの抽斗に隠し持っている。
  時折羽毛を頭に飾り、「パリコレ」ならぬ「ハネコレ」と称し
  寝室の床の上をしゃなりしゃなりと歩く姿をしばしば家族の者に発見されている。

  「この羽を頭に飾れば、たちまち鳥の王になれるどし」と他のぬいぐるみ達をそそのかし
  布団から引っぱり出しただけの羽毛であるにもかかわらず、
  10000ミミーズ(日本円に換算すると約1000円)にて売り飛ばそうとし、
  パパにお説教をくらう。

  このひよきちぬいぐるみ、割とパパと仲がよいので、ママとはライバル関係にある。
  もっと正確に言えば「犬猿の仲」である。

  「ぼくはパパの化身どし。」と言って憚らないぬいぐるみでもある。
  




次にひよこのぬいぐるみ小。
通称「ぴーきち」。

  1992年12月、まだ結婚前のママの実家に来たので、今年で15歳となる予定。
  職業は、ひよこ幼稚園の園長。
  しかし園長とは名ばかりで、ろくにひよこたちの面倒を見ちゃいない(笑)。

  何をしているかと言えば、夜中じゅう、お庭にてミミズを捕まえているのである。
  そう、確かにお昼間はひよこたちの面倒を見ない駄目な園長ではあるけれども
  実はひよこたちの食事について非常に心配しており、彼らがお腹をすかせてはいけないと
  夜な夜な庭に繰り出し、ひたすらミミズを捕まえているのである。
  捕まえたミミズは全て園内の大きな倉庫に蓄えられており、これで何があっても万全である。

  しかし、ぴーきち。体長僅かに8センチ。
  それほどの身長で一体どうやって大きなスコップ、バケツを庭まで運んでいるかは謎。
  彼女に言わせるとそれは「企業秘密」だそうで教えちゃくれない。頑なである。

  先日なぞ、ひよきちぬいぐるみにだまくらかされ 
  すんでの所で 羽毛を10000ミミーズにて買いそうになっていた。
  しっかりしていそうで、実は天然でもある。

  時折ママに「私の化身なら、もっと私に似て頂戴」とお叱りを受け
  「ママのように振る舞わなくては!」と心底決意し
  敢えて部屋を散らかしたり忘れ物をしたり、大ボケをかましたりして
  いよよママの怒りに油を注ぐ形となってしまった。





最後にビーバーのぬいぐるみ。
通称「まるちゃん」。

  彼女が一体どうやって我が家に来たのかは不明。
  パパの両親、もしくはママの両親からの贈り物だったのではないかと。
  推定年齢3歳。職業、特になし。

  よくいろんな所に出没し、いろんな所で遊び回るので 汚れる可能性は殊の外大きい。
  よって 他のどのぬいぐるみよりも洗濯機の中に入る回数は多いのではないだろうか。

  洗濯機のなかではぐるぐる回転するので「気持ち悪くなるからいやまる」と言い
  なかなか洗濯機の中に入ろうとはしない。



  ・・・実は最初、まるちゃんが何なのか分からなかった(笑)。
  ハムスターか、もしくはモルモット、あるいはクマ?
  それともラッコかもしれないと家族で相談。

  まるちゃんのしっぽや、耳の付いている場所、毛の色などを参考にした結果
  おそらくはビーバーであることが判明。

  時折その鋭い歯でひよきちやぴーきちの頭を囓り、お叱りを受けている。
  実はまるきち、みゆきちの化身であったりする。







我が家におきましては一日に一度、パパのベッドの上で
それぞれの化身のぬいぐるみを持ち寄りまして 劇のようなものをするのですね。
その日あった出来事、家族に言いたいことなどを化身の口を借りて伝えるのです。

それぞれにその一日、緊張したり、しんどいなと思ったり、腹を立てたり
いろんなことがあったと思うのですね。

ですので 劇をすることにより
それらの気持ちをスムーズに吐き出すことができると思うのです。
そうしますことにより、心のつかえが取れて参ります。

ひよきち、ぴーきち、そしてまるちゃんも全てふんわりとした手触りのものです。
それらに手を触れることによりいつしか心も柔らかになって参ります。





先日 娘がこう申しました。

「まるちゃんたち、いつまでも私たちと一緒にいるかな。」




きっと、いるよ。
みいちゃんが大人になっても、そしてお婆ちゃんになっても、ずっとずっと一緒に居るよ。

パパとママが居なくなった後でも
ひよきちやぴいきち、まるちゃんは
みいちゃんのそばから離れないよ。





娘が生まれる前から ひよきち、ぴいきちはこの家に来ていて
そして娘が8歳の頃からまるちゃんも一緒にいて

いつか娘が大人になって自分の子どもをもつようになったとき
そして パパとママが順番にこの世から居なくなったとき

今こうやって家族3人、ぬいぐるみ達と一緒に過ごしている日々を
遺された娘は 懐かしく思い出すのかな・・と思うのです。







今、私たちの手にあるぬいぐるみたちが

大人になった娘を、お婆ちゃんになった娘を
いつまでも いつまでも
温かく包んでくれますように。





 


 
   





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Last updated  2015.05.29 09:42:04
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