全て
| カテゴリ未分類
| 万葉集
| 日々是多忙
| my friend
| 娘に
| music
| お笑い劇場
| To you
| 日本の古典
| 日本の美
| 生と死
| 万葉染色
| 古代史
| 万葉の花
| パパに
| 故郷
| 白洲正子氏
| favorite
| 思い出の人
| 災害関連
| I love family
| 萬葉集古義
| I am ぬいぐるみすと
| 法華経
| 平和
| 季節の美
| 歴史
| 病
| think about myself
| 憧れの人
| 健康
| 温熱化学療法
| my garden
| 芸術
| ご挨拶
| 仕事のこと
| 徒然に
| 美しさについて
| お料理
| この国の行方
| 着物
| 子育て
| 生きていくこと
| 版画
| 短歌
| 行く先々にて
| おいっこ・めいっこ
| 茶道
| お裁縫
カテゴリ:着物
お茶の世界に足を突っ込んでからというもの
最早「着物」から逃れることができなくなってしまいました(涙)。 確かに着物は美しい。 そしてそれを見事に着こなす女性もまた美しい。 私など、同じ社中の方々に見とれてばかりであります。 ・・ちなみに、ひよこのお稽古は毎週月曜日午後1時半より。 その、同じ日の同じ時間帯に (よりにもよって)着付けの師範の方と一緒にお稽古なのです。 着付けの師範の方は、教室に入ってこられるとまず、 ひよこの帯の結び方をチェックしてくださいます。 で、いつも帯を直してくださるのです。 そして直してくださりながら 実に様々なことを教えてくださいます。 「○○さん、帯板使ってる?」 「・・・帯板・・?」 はて。帯板ってなんだっけ? 洋室の壁にあるのは・・・あれは腰板だ。 そんなお馬鹿な言葉が頭の中を駆けめぐること12秒。 その間、着付けの先生は、帯板をひよこに・・と ご自分のバッグの中をごそごそと探してくださるのでした。 (先生、ごめんなさい。) 帯を直してくださりながら 着付けの先生は実に多くのことにお気付きになります。 「○○さん!帯揚げを安全ピンで留めてはいけません!」 「○○さん、こんな真冬に絽の長襦袢を着ちゃいけません!」 ・・・えへへ。 ほ、本当はもっと多くの過ちを犯しているのだけれども それを先生が全部ご覧になったらばものすごくびっくりなさるだろうから ひよこは必死になって隠しておりまする(笑)。 いや、隠すぐらいなら もっときちんと着付けができるよう頑張ればよいのだけれど うん、頑張っているのです、実はね。 でも、うまくいかないんです(涙)。 他の方々は着付けの専門の教室に通ってマスターなさっていると思うのだけれど ひよこは全くの独学で独り右往左往しております。 もちろん着付け教室に通う時間も経済的余裕もありません。 ですので、自分の空いた時間に、自分の体型に合わせた着付けをものにしようと 日々、格闘しているわけですね。 ちなみに補正は全部タオルで作りました♪ 腰に使う補正も、胸の部分に使う補正も全てタオルで手作りです。 これだと汗を吸収してくれますし、洗い替えもできますので大変重宝。 で、勢いづいたひよこは (よせばいいのに)帯枕さえもタオルで作ってしまい これまた着付けの先生にお叱りを受けてしまったのでした(笑)。 要するに しなきゃいけないことはせずに しなくていいことばかりしてしまうひよこであります。 そんな、未熟であることをいやと言うほど痛感していますときに ほんの時折 着付けの先生やお茶の先生に 「今日の着付けはきれいねえ。」と褒めて頂くときがあるのですね。 そんな時、仄かに微笑んで「ありがとうございます」と申し上げればよいものを ・・頭の中では、自分の帯枕が未だにタオルで作られていることや この前もお叱りを受けたはずなのに、帯揚げをまたもや安全ピンで留めていることや あまつさえ、今日なんかお着物さえも(ちょこっと)安全ピンで 留めちゃったりしているわけでして・・・・ そんなこんなが頭の中をぐるぐると駆けめぐるわけなんですね。 そんなお馬鹿なことをしでかしているひよこが 先生方に褒めて頂くなんて・・・それは明らかに違う。 何だか、それでは先生方を欺いているような気がしましてね すごく申し訳ない気持ちにもなって参りまして で、こういうことを言ってしまうのです。 「いえ、実は今日も安全ピンなんです!」 言うだけで終わらせておけばよいものを わざわざ見せてしまう所なんか・・・ 本当に・・・もう(涙)。 で、ひよこは現在子育て真っ最中。 この春、娘が中学生になったものですから いよいよ教育費もすごい勢いでかかって参ります。 ですので、ひよがお茶のお稽古に着ていきますお着物は ネットオークションにて購入です♪ (狙いを定めましてね、じわじわと落札していくわけです) オークションにて購入する資金は、自分のお給料から。 そして、もうひとつ・・・実は近所のスーパーにて1週間に一度、 1割引セールの日があるのですね。 そんな時に、まとめ買いをするわけなのです。 例えばお米や洗剤というものは保存が利くわけでしょう? ですので、そういうセールの時にまとめてたくさん購入致します。 1週間分の食材や生活必需品などを購入しまして レジに持っていきますとかなりの金額になりますが その金額から一割を値引きしてもらうわけですね。 その、値引きしてもらった分をこつこつ貯めておくわけです。 ・・・こういうことを主人の妹にお話ししましたら 最初、なんでそこまでして・・と不思議そうな顔をしていたのですが 「あ!自分の趣味にかかるお金だからこそ、そういう方法で捻出するんですね?」と すぐに理解してくれました♪ そう。今、まさに子育て真っ最中の私たち。 確かに、そこまでして資金を捻出・・というのはしんどいことかもしれないけれど でも 母親である私が自分の趣味にしか過ぎないもののために 多くのお金をかける事など、まことに恥ずかしいこと。 賢く、そして楽しく 切り抜けていきたいと思います♪ 先日、正絹の反物をば落札。 これで帯揚げを作るのは・・・可能なのでしょうか。 いや、その前にそんなことをして良いものでしょうか。 またもや「邪道一直線」となるのでしょうか(笑)。 その反物を帯揚げのサイズに切りそろえましてね 1枚1枚、自分の手で染めていこうと思っているのです。 もうすぐ初夏を迎えるでしょう? ですので、蓼藍の生葉染めで澄んだ蒼を出してみよう、と。 紅花で一斤染めにしても良いかもしれません。 着付けの先生のお着物のセンスはまことに素晴らしく その色彩感覚にはいつも惚れ惚れとしております。 そしてお点前の時に 袖口からちらと覗く長襦袢もお見事。 この花の時期に 美しい桜の長襦袢をお召しでした。 ほんの一瞬、人々の視界にうつるかうつらないかわからぬ部分にも 細やかな心配りをなさる先生。 本当に素敵だな・・・と思うのです。 そしてお茶の先生の、お着物に対する知識の深さ。 私が着ていくお着物に対し、いつもアドバイスを授けてくださいます。 色のこと、柄のこと、 そしてこういうときにはこんなお着物を・・・と お着物についてほとんど知識のない私に丁寧に教えてくださるのです。 着付けの先生も、そしてお茶の先生も 私にとりましては ちょうど親の世代にあたる方々です。 人生の大先輩として これからもたくさんのことを教えて頂きたいと思っております。 ま、まずは「安全ピン卒業大作戦」只今、敢行中。 そしてコーリンベルトを使いこなせるよう 更なる精進を重ねて参りまする。 帯をよっこらしょ、と背負うとき 腕の筋肉をぴきっと言わせ、その激痛に思わずうずくまる・・・ その回数を少しでも減らして参ります。 そして何より 着付けを通して 自身が如何に大雑把な性格をしていることか そのことを十二分に理解させて頂いたことに感謝しつつ これからも 先生方、社中の先輩方 こんなひよこを宜しくお導きくださいませ b(T‐T) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|