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ひよきちわーるど

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2009.02.01
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カテゴリ:I love family
明日3日は節分ですね。

恵方巻、召し上がりますか?
我が家はパパが巻き寿司を好みませんので、毎年お赤飯です。

恵方巻には、七福神にちなみ七種の具材を入れ込むとか。
その入れ込む物につきましては地方によって様々ではあるでしょうけれど
きゅうり、伊達巻き、かんぴょう、鰻もしくは穴子などなど。

小さなお子さまのいらっしゃるご家庭では
桜でんぶ、サラダ巻きなどもよいかも♪



恵方巻って、逃げていった鬼の落とし物だそうですね(そう、金棒です)。
その金棒を自身の身体に取り込むことによって無病息災を祈るのだそうです。

では、もし、鬼が腰巻きを落としていったならば・・?
あの虎柄・・うーん・・・。
ホットケーキにチョコレートでもたらすのだろうか。
いや、そもそも、その落としていった腰巻きに一体何の御利益が?
(え、無駄な想像を巡らせただけですので無視してください。)




大体、あの長い巻き寿司を一本丸々なんて無理。
少食の人間には拷問です。

それに、その巻き寿司をいただいている間、一言もお話ししてはいけないのでしょう?
そんなの、ここ関西のおばちゃま方には絶対無理(笑)。
これもまた別の意味で拷問では無かろうかと。



「いやぁ、このお寿司、めっちゃ美味しいなぁ!」
「これ、かぶらなあかんねんでぇ!」

この広い関西の中にありまして
何人かのおばちゃまは上記の言葉をつい口にしてしまい

ご家族の皆さまに
「ああ~、お母ちゃん、しゃべってもうたがな。」と嘆かれてしまうことでしょう。


いや、その前に、おばちゃまご自身ぱくぱくと巻き寿司をいただきながら
「な、知っとぅ? お寿司食べとう間はな、
 ぜぇったいにしゃべったらあかんねんでぇ。
 福が逃げてまうねんでぇ。」

そう御家族に告げているはしから
ご自分の福がちゃっちゃと逃げていることに未だ気づかない(笑)。
(・・まるで、遠い未来の自分を見る思いが致します。はい。)




夜、ご家族皆さまが揃った時点で豆まき開始。

どなたかひとりでもその場にいらっしゃらないと
その方の分の邪気が家庭の中に取り残されてしまうので
家族全員揃うのが望ましい、とのこと。

そして地方によっては自分の年の数だけ豆をいただくところ、
また、自分の年よりもひとつ多めにいただくところ、と様々であるようです。



私の幼い頃には殻付きの落花生を使用していました。
そうしますと、きれいなままで豆をいただくことができますし
後片づけも簡単にすませることが出来ます。
炒り豆を使用するようになったのは、こちら関西に嫁いでからでしょうか。

豆を煎るのは、豆に火を入れ芽が出ないようにするのですね。
穀物には邪気を祓う力があるとされ(水無月の小豆に通じるところが。)
豆をまくことにより福を呼び込み、陰(おん)を祓う。



そうそう、こんなお話も目に致しました。

  節分の室礼




何も豆をまいたからといって
玄関に柊の枝を置いたからといって災いが消え去るわけではないのだけれど
それでも、そうしないではいられなかった昔の人々のことを思います。

今のように医療が進んでいたわけでもなく、よく効く薬があったわけでもない。
そんな中愛しい我が子を抱え、毎日を必死に生きていた人々。

災いよ、愛する者たちに絶対に降りかかるなと 
天を仰ぎ 祈りを捧げていたと思うのです。




今日、娘はインフルエンザに捕まってしまい
お布団の中でおとなしくねんねしていますけれども

みぃちゃん、早くよくなるといいね、との思いを込めて
明日の夜、パパと一緒に豆まきをしたいと思います。





追・そう。いただく豆の数は自分の年齢と同じか、もしくはひとつ多め。
  ですので、今年私のいただく豆の数は20,もしくは21。

 

  ゆめゆめ疑問を差し挟んではなりませぬ。







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Last updated  2015.03.22 00:22:46
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