2015/03/15(日)10:17
故郷
昨日は、娘が胃腸炎にかかりまして
午前中のうちにかかりつけへ。
しかし、娘を病院に連れて行く私自身もへろへろ状態(笑)。
本当ならば自分も床に伏せっているはずなのだけれど
そんなこと言ってられない。
午後からはお腹や頭を痛がる娘の看病で
彼女の頭を撫でてあげたり
飲み物を用意したり。
・・・つくづく、母親って大変なんだなあ・・と^^
でも、だからこそ
人間として鍛えられるのかもしれない。
自身の体調も優れず ほんの少し心細いときには
私はいつもこのサイトに行くようにしている。
http://static.panoramio.com/photos/original/7084200.jpg
・・・そう、故郷である飫肥の写真。
初めて、この写真を目にしたとき
思わず涙ぐんでしまった。
本当に、本当に懐かしかった。
この写真を撮った人がどこにどんな風に立っていたのか
それさえも感じ取ることが出来る。
おそらくは、この人は
「招魂社」の敷地内に立っていたのだと思う。
・・・そう、幼い頃の、私の遊び場である。
この写真の中では
私の幼い頃を過ごした家がまだ残っていて
通学路も、川もそのままで。
毎日目にしていた山々の姿も 変わらず懐かしい。
自分の両の手のひらで双眼鏡を作り
それを目に当ててみる。
そのまま、この写真を見ると
まるで 招魂社に立ちそこから飫肥を眺めているような
そんな気持ちにさえなってくる。
幼い頃の風の匂いも 陽のあたたかさも
鮮やかによみがえる。
何をそんな馬鹿なことを・・・となるかもしれない。
でも、馬鹿なことでも良いではないか。
ほんの一瞬でも
遠く離れた故郷に戻ることが出来るのだから。