ひよきちわーるど

癌検査の結果をきくまで、あと１７時間。


おそらくは今しか書けないこともあるだろうから、
今の気持ちを正直に残しておこうと思う。


まず、怖さはある。
痛みに対する怖さではなく、自分と家族の人生が
一体どんな風に変わってゆくのだろうという不安。

癌だった場合、ステージはどのくらいかという疑問。
生き存えることは出来るのかという疑問。

そして、家族に迷惑をかけてしまう・・・という申し訳なさ。
金銭的な負担をかけてしまう歯痒さ。



手術に対する不安はさほど無い。
術後の痛みも、３日もすれば落ち着いてくる。

腹部の手術に比べれば
もしかしたら十分耐えられるのではないかと思う。

むしろ手術よりも、抗癌剤に対する不安の方が大きい。



まだ結果の出ていないうちから
いろいろ考えてしまうこの自分の性格を
ほんと厄介だな・・・と思う。

けれど　明日、「やはり乳癌でした」と言われたときに
頭が真っ白にならないためにも
今のうちに出来るだけ多くのことを考えておきたい。



・・・明日の夜、このパソコンの前に座る自分は
一体どんな気持ちでいることだろう。

癌を宣告されショックを受けているか
良性でしたと言われ、ほっとしているか。



腹膜偽粘液腫だけで手一杯なのですから、
乳癌は結構です、と何処かの誰かに言いたい気持ちにもなるけれど

もしも良性だったら、ほっと胸をなで下ろし
腹膜とだけ闘えばいい。


万一乳癌も抱え込むことになってしまったら・・

その時には　さらにつよくなるチャンスなのだと
そこからまた新しい人生を重ねていこう、と
自分をさらに奮い立たせようと思う。