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カテゴリ:健康
忘れもしません、春まだ浅き3月。 夫の代わりに、彼の車を冬山に取りに行きました。 何しろ厳寒の冬山に1ヶ月半放置の車です。 本当はもう少し早く取りに行きたかったのですが 身動きひとつとれぬ夫を、病室に1人残していくわけにもいかず ようやく取りに行く準備の整いましたのが、3月のことでした。 詳しくは以前の日記に書いていますので省略いたしますが まさか、熊の出没に心底怯えることになろうとは(笑)。 スキー場に向かうため 早朝、自宅を出発。 目的地に向かう電車は1時間に1,2本しかなく おまけに途中乗り換えの路線バスなど、待ち時間が2時間(!)。 その間、空腹を抱えお店を探して彷徨い(笑) ようやく小さな酒屋さんにてパンを発見。 紅茶とパンを購入してバスに乗り込み ガタゴト揺られながら窓に広がる景色を眺めること1時間、 ようやく終点のスキー場入り口へ。 そこから熊や不審者との遭遇に怯えながら山道を歩き通し、 ようやく、本当にようやくスキー場駐車場にて夫の車を発見。 この後はスキー場の管理人さんに連絡し 預かっていただいていた夫のボード用品を全て引き取り、 次いでレッカー移動の業者に連絡、 お昼頃には業者の方にこの駐車場にまで来ていただき、夫の車を託す。 そのあと私は山のふもとまで業者の車に同乗させていただく。 (もう、熊に怯えながら山道を歩く必要はない (T‐T) よかった ) よし、この手順でいこう、と 道筋をつけられたことに安堵しつつ 何と言っても冬山に長期間放置の車、 エンジンなどかかるわけがない!と確信しながらのエンジン始動。 しかし・・・・ 勢いよくかかってしまったエンジン b(T-T) why ? カーラジオから流れてくるめっちゃ軽快な音楽。 呆然とする、ひよきち。 「えー・・・エンジンがかかるということは全く予想外のことだったんですが、 この場合、やはり、レッカー移動も何もすべて無し、ということですよね。」と 一体誰に話しかけているのか 敬語で話し始めるひよきち。 ・・・そして それに呼応するかのように自分の頭の中では 「なお、エンジンがかかった場合には このたびの契約はすべて白紙ということになりますが、よろしいでしょうか。」と 何日も前に電話で聞いた、 車の保険会社のお姉さんの明るい声がこだまする。 b(T-T) 「・・・・ ふっ 」と、力なくハンドルに手をかけ、しばし沈思黙考。 かからぬはずのエンジンがかかってしまった → レッカー移動は取りやめ。 故に、夫の車を私が運転して帰らなければならない → しかしそれは不可能 なぜなら、夫の車を、私が運転することは禁止されているから。 何故に禁止されているのか。 ・・・それは遥か25年前の夏の日。 ようやく免許を取得し、さあ、これから車との暮らしが始まるんだ、 市内どこでも自分の力で行けるんだ、と意気込んでいた27歳の私。 30分ほど前に免許センターから帰宅したばかりの、胸は燃えていた。 まずは夫の車を運転してみよう。 そして市内を存分に回ってみようではないか。 そう思い立ち、車のキーを手にし玄関のドアを思い切り開ける。 女は度胸だ! 当たって砕けるぞ! とエンジンをかけた13秒後、 車の後部が壁に激突、ライトが粉々に砕け散ってしまった。 ・・・・その夜、夫にどれだけ叱られたことか(涙)。 それ以降、私は彼の車を運転することができないのである。 ・・・・今、このような状況において 夫の車を運転することができないということは 一体どういうことになってしまうのか。 夫の看病と自分の仕事のため、一日の平均睡眠時間3時間。 そんな頭で、状況を打開すべく あれこれと思いを巡らすひよきちではありました。 覚書10 に続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.04 20:12:41
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