自然の色
自宅の花壇に紅花の種を植え付けました。数日しまして、何やら小さな芽が出て参りましてねこれからすくすくと大きく育っていくことでしょう。もうひとつ、蓼藍の芽も出て参りました。本当に小さな、小さな芽なんです。まるで押しくらまんじゅうをしているみたいにギュウギュウ詰め(笑)。台所の床下収納を開けてみますと、茜、紫根の染料が保管されています。・・・そろそろ 染色を再開です。媒染剤としての椿の葉も少しずつ採集しまして現在、ベランダにて乾燥させているところ。昨夜は久しぶりにカモミールにて染色をしてみました。媒染はまだしておりませんのでね、ただ染めただけ、なんです。手に取ってみますと、透明なレモンイエロー。そう、このカモミールにて染めた正絹はいずれ帯揚げとして仕上げていこうと思っているのです。そして、このカモミールで染めた明るい黄色の絹をたくさんストックしておきましてねあとで藍をかけ合わせて緑色に仕上げたり何か他の染料とかけ合わせて 思いも寄らぬ色を出してみようかなと思っています。帯揚げとして仕上げましたあとはお茶のお稽古の時に纏ってみようかな、と。お稽古用ですから、さほど気負わずにすみますしそれに帯揚げは、帯のそばでちょっと顔を出す程度のものですからアクセントには丁度よい。初夏ともなりますと紅花も花を咲かせることでしょう。そして 蓼藍もたくさんの葉を茂らせることでしょう。それらの植物を用いて柔らかな色を染めていきたいと思います。