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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:香港生活
引越しした今のオフィスと前のオフィスの間にはリサイクル屋がいくつかある。
紙(不要書類、ダンボール、新聞、雑誌など)、廃材、鉄、一部家電、オフィス家電などを引き取ってくれる。 通常は、毎日毎日、ものすごい数の大陸人(一見不法労働者)と年寄り(高齢おばあさんが多い)が台車を押しながら近所の街中を巡回して、ダンボールや紙、廃材を集めてくるのだ。集めてきた量に応じて少しのお金をもらえるシステムになっている。 リサイクル屋は集められてきた廃品を裁断してコンパクトなかたまりにして、今度はそれを大きなトラックが集めに来るというわけ。 廃材を集めてくる台車軍団と、トラックに塊を運ぶ別の台車軍団がこのあたりでは入り混じって、朝から夕方まで止まる事なく台車を押す姿はまるで働きアリのようだ。 特におばあさんが多く、曲がった腰で台車にこれでもか!とダンボールを積んで押す姿は痛々しいけれど、それが健康維持のためになっているかもしれないし、一概にかわいそうだとは言えない。結構力持ちだったりするしな。 というわけで、オフィス引越しも終盤にさしかかり、いらなくなったオフィス家具(机、椅子など)は夜冷と呼ばれるセカンドハンドショップに売りさばいた。結構大き目のL型デスク3つ、革張りのでっかい椅子二つで200ドルにしかならなかった。書類をいれる4段の引き出しは引取りに来る前に上記のリサイクル屋に売ってしまったので20ドルひかれてしまったけれど、鉄製品1kg=1ドルなので結局30ドルほどで売れたらしいので、夜冷に売るより高くさばけたみたい。 リサイクル屋がひきとってくれたものは、ファクシミリ、古いモニター二つ、電子レンジが二つ、そして引き出しあわせて約200ドルほどになったらしい。 どちらも取りに来てくれるのが助かる。 このリサイクル屋は古い書類もまとめてひきとってくれるので、処分してしまっても良い古いものもここに全部引き取ってもらった。これからもいらない紙類を置いておけばたった20ドル、30ドルでもお金になるから持ってこいと言われたみたいで、新しいオフィスではいらない紙をいれるためのケースを用意した。新聞紙なんかはすぐにたまるもんね。 プラスチック製品はお金にならないので、プリンターなどは引き取ってもらえない。 ファクシミリがOKでプリンターがだめなのはどういうことかな? それにしても香港ってこのようなゴミが出すぎだと思う。 毎日運ばれてくるものの量ってすごいし、ゴミの日が決まっておらずいつでもゴミを出せるっていうのもゴミのコントロールができなくなって良くないのだなと感じる。 こんなこと書いている自分も朝から大量のゴミをゴミ捨て場に持っていったものね。 ダストシューターが無いこのビルでは階段の踊り場がゴミ置き場になっていて、一日に2回ぐらいはゴミ集めのおじさんが各階のゴミを大きな黒いゴミ袋に入れて、それをエレベーターで下までおろして、台車に乗せて街市の1階にあるゴミ集積場に持っていく。 夜9時ぐらいになると、このようなゴミ集めの人が一斉にゴミ集積場をめざす。 この狭い香港で毎日いったいどれぐらいのゴミが集まるのか、考えるだけでもめまいがしそうだ。 オフィスの引越しがほぼ終わった。 最後に今まで保管してあったサンプルを整理することになり、いらないものが大量に出てきた。鉄製のサンプルがかなり出てきたのですべて集めてリサイクル屋に持っていったら、鉄製の台車も引き取ってもらって全部あわせて50ドルになった。たったの50ドルだけれど、正しくリサイクルしてもらえるのだからそれはそれでいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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