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HIKARIの毛布

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2008年01月31日
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カテゴリ:見つけたもの
29日のこと。

ある人に対して、
私と直接向き合う気がない、
と、
いらついていた。

それが、
ふと、
私がその人を怖れているように、
その人も、
私のことが恐いのかも知れない、


と、
気づいたら、

直後に、


話す機会がやってきて、


話している最中に、
愕然とした。




自分は、

その人を怖れるあまりに、
心を開いていない。


心を開いていないのは、

私の方だ・・・!





そのときの私は、

閉めきったドアの覗き窓から、
手を出して、
相手の顔も見ずに、

受け取るべきものだけを、
受け取ろうとしていた。






山の出張の帰りは、
いつも、
車で送ってもらう。

とても、
ありがたいことだし、
断れないもの。


そのときどきで、
送ってくれる人は変わり、


うち明け話があったり、
食事があったり、

他にも、
予想されるいろいろな展開の期待があるけど、

ことごとく意識の中で遮ってゆく。

こうすることで、
たぶん、
私にはスキというものがない。


一見、男性とふたりきりでドライブのようだけれど。
笑顔で話しているのだけれど。





26日は、
少し違った。


年が明けてからあったトラブルで、
私が譲歩したのを、

「初めて弱気を見せたよね。
悪かったと思って」
といわれた。

トラブッた本人に、
送ってもらっていた。



13年間仕事をしてきて、
初めてとは、
なんたることか。


そう思ったけれど、



そう感じたのなら、
それでいいと思えた。


「強い人だって、
思っていたよ」

意外な言葉だった。



この日は、
私が食事をオゴらせてもらった。

記者発表のお車代があるからと、
強行に頑張ったからもあるけれど、

これまで、
絶対に払わせて貰えなかった。


それは、
恐れがあったからだね。


私が決して心を開いていなかったから。



その夜にきたメールには、

「なんだかとても、楽しかったです。

バリケード、
薄くなっていません?」


と、
書き添えられていた。







夜、10時過ぎになって、
事務所に残っている皆で、
美味しいワインとパスタを食べに出た。

その人に、
理解してもらおうとか、
そういうことを期待してはいないけれど、

美味しい物を、
一緒に食べられるのは、
嬉しい。


とても、
嬉しい。





どれくらいブリだろう。

赤ワインを、
好きなだけ飲みました。


イベリコ豚のソテー、
あさりのワイン蒸し、
ホウボウのムニエル、
おすすめのパスタ。

・・・


いい気分でした。

ヘラヘラ歩きながら、その人に、
今度話すのはいつかな、
といったら、

半世紀先かな、
とへらへら返ってきました。



お互いどちらかが、
真面目になると、

一方がはぐらかす。


まるで、
悪い男の役割を、
交代でしているようじゃない。



いつか、
素直に話し合うときがくるのかな。

本当に怖れているものは、
なんだろうね。


まあいいや。


許してあげる。
許してもらおう。



もしかしたら、
私たちは、
これから。

よくわからないけれど、
大きな可能性があったりして。


というのは、
私は少しずつその人から離れてゆくと決めたから。


離れるほど、
心を開いてゆけることもある。。。



そんなことを、
思った。






海王星の力を借りて、

少しばかり、
いい夜になった。





あいまいのまま、

でも、
悪くはない・・・








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最終更新日  2008年02月01日 03時45分33秒
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