カテゴリ:見つけたもの
ある晩一人の男が夢を見ました。
彼は海岸を主と共に歩いていました。 大空には自分の人生の色々な場面がパッと現れては消えていきました。 そのどの場面でも、彼は砂浜に二組の足跡があることに気がつきました。 ひと組は自分のもので、もうひと組は神のものでした。 自分の人生の一番最後の場面が目の前に現れたとき、 彼は砂の上の足跡を振り返りました。 するとこれまでの人生で、 たったひと組の足跡しかないことが何度もあるのに気がつきました。 しかもそれが自分の人生の中で最も落胆し、 悲しかった時期だったことにも気づきました。 それがとても気になり、彼はそのことを主に訪ねました。 「主よ、 あなたは、私が一度あなたについていくと決めたなら、 ずっと私と共に歩いてくれるといったではないですか。 なのに 私の人生で最も大変だった時期に たったひと組の足跡しかないことに気がづきました。 なぜ、あなたをもっとも必要としていたその時に 私のもとを去ったのですか? 私には理解できません。」 主は答えました。 「私の大切な、大切な子よ。 私はおまえを愛している。そしておまえのもとを去ることは決してない。 おまえが試練を与えられ苦しんでいたとき、 ひと組の足跡しかなかったのは、 それは私が おまえを抱いて運んでいたからなのだよ」 **** ブランドン・ベイズ著「癒しへの旅」より抜粋 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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