オリンピックで浮かれている日本の中ではコロナ感染が増え続けている。若い人達の中で一向に減らずこのままでは3000人もすぐ超えそうである。報道陣は菅総理のインタビューでは必ずコロナ感染拡大によるオリンピックの中止は無いのかと聞く。しかし総理だけでなく、国民はもうオリンピックを止めるのは無理であると感じている。たとえ感染者がいくら拡大してもオリンピックは終わるまで続けるのは国民殆どの意見である。熱しやすく冷めやすいのは日本人の本性である。金メダルが沢山出てくるともう途中で辞めるなどできるはずがない。火が付いた車は燃え終わるまで走り続けなければならないのである。もしかしたらオリンピックが終わる頃には1万人単位になっているかもしれない。しかしブラジルなどのような集団免疫を確保する事を目指す国ではすでに万単位の感染者数は普通である。しかしその中では医療が崩壊していて、ししゃも増えているのも確かである。スエーデンなどは別として集団免疫を考えた国の多くは医療崩潰を越していて、コロナ以外の病気でも入院できずに死んでいる事態が起きている。もちろん集団免疫などはじめから無理なのである。これが軽いインフルエンザみたいなものならまだしも、感染力が強く死亡率も高いコロナは明らかに国を滅ぼすくらいの恐ろしいウイルスなのである。当初の中国株は確かにまだ感染力も弱いのでは無いかと思える所もあったが、すでに変異は恐ろしい方向に変わっている。日本のコロナもすでにデルタに変わっているから増えているのである。ただまだ救われるのは高齢者の多くがワクチンを済ませているので重症化が減っている事である。だがその一方で若年層でも死者が増えているのも確かである。デルタ株は若者でも重症化する様なのである。最近の若者、馬鹿者達が減っていくのはある意味自業自得とも言えるが、別に酒を飲んで騒がなくとも移されてしまう人も多いだろう。未来を作る若者が減っていくのは日本の未来に暗雲が立ち込める事なるだろう。
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