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カテゴリ:ハワイの植物
Kapuahaulaniです。マイレレイは、私たちフラダンサーにとって、非常に馴染み深いレイですよね。神聖なマナが宿るレイとして古代から大切にされてきたレイです。日本には生息していない為、日本人にとってはフェイクのマイレレイしか見たことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
マイレの香りは何と言いますか緑の草原の香りと言うか、かなり強い爽やかな緑の香りがします。以前ハワイ島の火山近辺に植物採取に行った時に地元ハワイアンの方にお話を伺った所、同じマイレと言ってもアイランドによって、多少形が違うと言う事でした。ハワイ島のマイレは他のアイランドのものより、小さめだけれども香りは強いと言うお話で、確かにオアフで見たものよりマイレの葉がかなり小ぶりなものでした。 レイを作る為には葉っぱですので、お花のレイの様に糸でお花を紡いでいく様な訳には行きません。茎の部分を上手に利用して紡いで行くのがマイレレイの作り方で、ハワイアンの方達は茎の端を口にはさみ、両手で茎を器用に割いて、茎の長さを長く、柔らかくした後で紡いで行きます。私も真似をして上手く割いてみようと試みましたが、左右どちらかに力が入ってしまって、途中で切れてしまったり、太さが変わってしまったり、ハワイアンの方達から見るとすごく歯がゆい思いをされる様な有様でした。しかもスピードも思い切り遅いのに・・です。ハワイアンの方は口にはさんだと思ったら、すぐに割いていて、あっと言う間に紡ぎ始めます。シャッ、シャッ、シャ~ッ!と言う感じで、どんどん割いては紡ぎ、割いては紡ぎ、レイを長くして行きます。 私はHokuloa先生と違って非常に不器用なので、何をするにも時間がかかるんですね。でもあの火山の静かな森の中、良い香りのマイレに囲まれて、聞こえるのは鳥たちのさえずりだけの大自然の真っ直中での作業は本当に幸せな気分になりました。マイレにはそう言う不思議なマナが宿っている事を実感した一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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