2010/05/09(日)00:08
2010年2月某日沖縄磯採集:オニヒトデ、ウニ
潮が引いてきたところです。
サオトメシコロサンゴの一部が白くなっています。
これはオニヒトデに食害されたあとです。
このような場所の近くには…。
たいていオニヒトデがいます。
ほか、マンジュウヒトデもサンゴを食害します。
長い棘が特徴のガンガゼ(右上)とツマジロナガウニ(左下)です。
ちなみにナガウニには、
ツマジロナガウニ、ホンナガウニ、リュウキュウナガウニ、ヒメクロナガウニ、
クロナガウニの少なくとも5種類はいることがわかっているらしいです。
写真はツマジロナガウニです。
棘の先端が白いことが特徴です。
和歌山の串本でもこういったツマジロナガウニやガンガゼをはじめ、
クロウニ、タワシウニといった南方系のウニ類が多いです。
近年の高水温化のためでしょうか。
こういったウニ類によるグレージングは強力で、
海藻類に与える影響は大きいと思います。
串本で磯焼けみたいになっている場所は、
こういったことが関与しているのかもしれないですね。