2013/09/15(日)18:47
宿主特異性
キンメダマシさんとコクテンカタギさんです。
写真はかなり前のもので、いずれも餌付けおよびトリートメント中。
このときキンメダマシさんはまだ餌を食べませんでした。
(現在は比較的積極的に摂餌しています。)
問題はコクテンカタギさん。
沖縄本島近海より採集され、その後あるショップからやってきたのですが、
淡水浴にてハダムシらしき単生虫の寄生が多数確認されました。
これをその後定期的な淡水浴で駆虫したのですが、
深場より採集されたため、のちに減圧症らしき状態になり、
体力消耗と摂餌不良で☆になってしまいました。
(チョウチョウウオの減圧症の経験は今までほとんどなかったのですが。)
さて興味深いことは同じ水槽にいたキンメダマシさんには
この単生虫の寄生が見られなかったことです。
おそらくは宿主特異性があるのでしょう。
やや水温が低めの水槽なので、残存するであろう虫卵の孵化日数も
延長されるだろうと予測。
よってキンメダマシさんに対して、定期的な淡水浴を
やや長期にわたり行いました。
結果、やはり寄生は見られませんでした。
でも今考えると、初めから別々にトリートメントすべきでした。
また淡水浴のストレスでキンメダマシさんの摂餌に困難が
生じたのであろうと思ったりもしています。反省~。