2016/10/21(金)18:26
串本磯採集2016年10月上旬:オオイカリナマコなど
串本で初めて見たオオイカリナマコ(Synapta maculata)。
すでに掲載済の個体。
ナマコ専門の先生にお伺いしたところ、
越冬しているかどうかはわからないが、幼生が串本に流れてきて育ち、
これぐらいのサイズになっていてもおかしくないとのことであった。
それ以外に棘皮動物で気まぐれに撮影したものを掲載。
転石下のミナミイツツメクモヒトデ(Ophiarachnella infernalis)。
採集の備忘録で掲載頻度の高いシラヒゲウニ(Tripneustes gratilla)。
ツマジロナガウニ(Echinometra sp. A)。
先程と同様、Echinometra属のウニ。
ホンナガウニか、リュウキュウナガウニかで悩む。
個人的にはリュウキュウナガウニと思っているのだが、
実際にはよくわからない。
取り出して周口膜を確認しておくべきだったか。
隠れている2種のウニ。
下の写真は小石を取り除いて撮影したもの。
左:タコノマクラ(Clypeaster japonicus)。
右:ラッパウニ(Echinus pileolus)。
棘皮動物ばかりの紹介になったが、軟体動物もいろいろ観察。
以下、気まぐれに撮影した軟体動物。
ビワガタナメクジ(Dolabrifera dolabrifera)。
触ったことがある人ならわかるが、弾力のある餅みたいな感触である。
トカラミドリガイ(Elysia lobata)だったのか…。
コノハミドリガイだと思って撮影した個体であったが、
回顧的に写真を見てなんだが違和感(→この感覚、結構大切)。
調べてみたらトカラミドリガイであった。
初の出会い。うれしいものだ。
今までコノハミドリガイだと思って見過ごしている可能性はありそうだが…。
ジャノメアメフラシ(Aplysia dactylomela)。
刺激を与えないように…。刺激→紫汁放出なり。
ウミウシの仲間。
どこかで見たことがあったと思ったのだが、
結局よくわからなかったウミウシ、ドーリス亜目の一種。
また今度調べておくか。
そのほか…。
上:キイロダカラ(Cypraea moneta)の幼貝。
中:マガキガイ(Strombus luhuanus)。
下:ウロコムシの仲間。環形動物だけれど。
つづく。