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カテゴリ:大工さんならではのお仕事
土蔵の北側の壁がドサッと落ちてしまったので、一度見て欲しいとのお電話。
現場へ行ってみると、いやぁこれはひどい!! 土の厚さは約10cm。長年の風雨に耐え切れなくなったのでしょうか!?建物中央部分の壁がほとんど落ちております。 一方こちらは東側面。ほとんど被害はありません。この辺り南北方向の風が強い反面、東西方向特に東の風はほとんど吹きません。今回被害のあった北側の反対側(南面)は数年前に既に補修済み。このことからみても土蔵造りの敵は風なのでしょうか? 重要文化財的な建造物でしたら、1年以上の日数をかけシックイなどで補修をしたいところですが、施主さまいわく農機具置き場ということですので簡単な修理を行うことに・・・。 簡単に思っていたのですが、土をすべて落としてみると・・・SOS 柱が半分以上腐っていて薄っぺらくなっているではありませんか!!3尺ごとに柱は建っているのですが、すべて腐朽しております。これでは地震がきたら大変ということで、施主さま、大工さんと緊急打合せ。結果、耐震補強を行うことになりました。以下3枚の写真をご覧下さい 手で触っただけでもポロポロと・・・。 新しい柱(スギ4寸角)を古い柱や土台、桁などに抱き合わせ、ボルトと金物でしっかりと留め付けました。これでひとまず安心です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.11 17:18:40
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