どうにもならないペット騒音
■今年の5月の連休の計画は、風邪をひいた身体をゆっくり休めること、そして、5月後半から6月いっぱいに詰まっている、殺人的なスケジュールの前にして、早めに準備を始め、ネタを仕込んでおくこと、だった。■なので、ある程度本をじっくり読むことも、連休の予定ではあったのだが、問題が生じた。それは、少し前にも書いたが、2軒隣りの犬が、突発的に吠えまくることである。■その時間帯は、朝6時前から7時半ぐらいまでと、夕方6時ぐらいから夜7時半ぐらいまで、というのがほぼお決まりの時間のようだが、それとは別にがんがん吠えることもたまにある。■ということで、朝ゆっくり寝ようと思っても、6時前に犬の鳴き声で起こされたりするが、それよりも嫌な時間帯は、実のところ、休日の3時半から5時ぐらいかもしれない。■休みの日、一日家にゆっくりいたとしても、実際は、じっくり文献を読んだり、次の講義の準備をしたり、研究や原稿の構想を練ったりしている。■午前中からなんだかんだしながら本を読み、少しずつ頭の中の思考がまとまり始め、その一方で、3時過ぎたあたりから、だいぶ頭が疲れてくる。が、その頭が疲れ始めてきたときに、いろいろなアイディアがぽこっと湧いてきたり、さあ書き始めてみようか、というテンションになってくるようだ。■そんなとき、精神的に大きな痛手となるのが、外部からの邪魔である。具体的には電話や呼び鈴の音がそれだが、最も頻繁に襲ってくるのが、この度の犬が吠えまくる声である。■実はこの日、朝っぱらから犬に起こされ、少し機嫌が悪かったところに、夕方5時ごろ、猛烈に鳴きまくる声に、ついにぶち切れてしまった。■とはいえ、どうしようもない、というのが、このペットをめぐるトラブルなのだ。インターネットでこの種の問題を検索すると、結局のところ、解決の方法はない。■ペットの糞や騒音の問題にしろ、タバコの煙やポイ捨ての問題にしろ、いずれもその人間のモラルの問題なのだが、当の人間が他人の迷惑をかえりみる気がないし、場合によっては、迷惑をかけている自覚がないため、まったく議論にならないのである。■挙句の果てには、ペットの鳴き声を、うるさいと思うお前がおかしい、うるさいなら出て行け、という論理に飛躍する。確かにペットが鳴くのは本能的なもので、ペットに鳴くな、というのがおかしいのは分かる(^_^;)。だとすれば、そういうものを飼うことが、近隣に迷惑をかけている、という認識が、飼い主にあるかどうか。他人に迷惑をかけてはいけない、なんて、共同体のなかで生活する上では当たり前のことなのに、そこに引っ越してきたお前が悪い、という論理にはいつも驚かされる(^_^;)。■場合によっては、ほかに誰もうるさい、と言ってない、という言い訳があるが、それは近隣でトラブルを起こしたくないから、敢えて言わないだけであって、リアクションがないこと=迷惑がられてないこと、ではない。■十数年前、首都圏に住んでいたときも、家の中で犬を5匹買っていた隣の中年夫婦と、8年間かなり激しいバトルしたこともあったが、こういう人たちとは共存できないな、と思う。■とはいえ、縁があって引っ越してきたこの地。早々に引っ越す金銭的・時間的余裕もないし、だとすれば、何とかするしかない。だが、警察も行政も動いてはくれないし、飼い主に言っても無駄なのも分かっている。さて、どうするか?長くなったので、ブログを改めて。