|
カテゴリ:本とかマンガとか映画のハナシ
前から気になってた恩田陸さんの「クレオパトラの夢」、 文庫版を発見したので早速購入の一気読み。(1日で。) で、前作「MAZE(メイズ)」も内容忘れちゃったので おさらいで読み始め、これまた2日で終了しました。ぷは~ それにしても、やっぱりこの人の本は面白いな~としみじみ。 「ひきこみ度」がかなり高いんですよ。 序盤からスッと入り込めるしどんどん続きを読んじゃう。 そしてどの作品にも共通する「うすら恐さ」。 その大きさは大なり小なり、作品によっていろいろですが、 かならずといっていいほど感じることになります。このゾクゾク感。 この2作では「MAZE」の方が不気味度は高かったですね~。 きのう夜中に読んでまして。 内容忘れてるとはいえ、一度読んだ本、 「もうすぐこわい場面だった気がする・・・」 と察知したのでその手前でやめたんですけど。 それでもそのあとなかなか寝付けなくなりましたw それと、だいたい「モヤがかかった感」のものが多いラスト。 でもこのシリーズに関してはわりと納得・スッキリな感じがしました。 容姿端麗でヤリ手・・・でもおネエ言葉の主人公。 しかもその経歴や仕事にはかなり秘密がありそうで。 キャラも個性的だし、謎解きもハラハラするし。 2時間ドラマくらいになっても面白そうかな~ なんて、ひとりで思ったりしてました。 オススメの2作品です。 装丁も好き。 その本を買うかどうかはわりと装丁で決めたりもします。 好きな作家さんの新刊(ハードカバー)が出ても、 装丁が好きじゃないときはとりあえず文庫を待つ派。 どうせなら中身も外身も気に入った本を持ちたいので。 ●「クレオパトラの夢」 シリーズ第一作『MAZE』で非凡な才能を見せた神原恵弥。その彼が北国のH市を訪れた。 不倫相手を追いかけていった双子の妹の和見を連れ戻すためだが、もう一つ重大な目的があった。それはH市と関係があるらしい「クレオパトラ」と呼ばれるものの正体を掴むこと。 人々の思惑や駆け引きが交錯するなか、恵弥は何を知ったのか。 粉雪舞う寒空に広がる、恩田陸の無限のイマジネーション! ●「MAZE」 アジアの西の果て、白い荒野に立つ矩形の建物。 いったん中に入ると、戻ってこない人間が数多くいると伝えられている。 その「人間消失のルール」とは? 謎を解き明かすためにやってきた4人の男たちは、果たして真相を掴むことができるのか? 異国の迷宮を舞台に描かれる、幻想的な長編ミステリー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.18 19:23:27
コメント(0) | コメントを書く
[本とかマンガとか映画のハナシ] カテゴリの最新記事
|